議事堂襲撃支持集会にワシントン警戒
By Mica Soellner – The Washington Times – Wednesday, September 15, 2021
ワシントンで18日に行われる「J6に正義を」集会の主催者らは、1月6日の暴動への関与で起訴されている被告らへの「非人道的な」扱いに焦点を合わせると主張している。
議会議事堂で開催される集会には、約600人が参加するとみられている。一方で、暴動参加者らが、拘置所でひどい扱いを受け、適切な司法手続きを受けられていないという非難の声が上がっている。
責任者の1人、マット・ブレイナード氏は「米国民の公民権が侵され、憲法上の権利が否定され、政治犯のような待遇を受けていることを知らしめるための集会だ」と述べた。
ブレイナード氏は、トランプ前大統領の陣営で選挙運動に参加し、非営利団体「ルック・アヘッド・アメリカ」の事務局長を務める。一部の下院議員が、拘束されている暴動参加者らが、トランプ氏への支持を理由に不公正な扱いを受けていると懸念を表明したことを指摘した。
調査機関ラスムセン・リポーツによると、有権者のほぼ半数が、このような見方を支持、49%が議会襲撃への関与で逮捕された暴動参加者は「政治犯」との見方を示している。
回答者のうち30%は「政治犯」との見方を強く支持、一方で42%が支持しない、33%が強く支持しないと答えた。調査は14日に公表された。
誤差は、プラスマイナス3%。
連邦政府当局者らは、集会を脅威として捉えている。
議事堂周辺には、集会に備えてフェンスが設置される。フェンスは、1月6日の暴動後に設置され、7月に撤去されていた。
議会議事堂警察は、国防総省に、当日、必要になった場合は、州兵の支援を受けられるよう要請していることを明らかにした。
ワシントン警察は、市内の「警戒強化」の準備をし、集会へ「万全の備え」をすることを表明した。
共和党議員の多くは、この集会への関与を避けている。収監されている暴動参加者への共感を表明した議員らも同様だ。
共和党のマッカーシー下院院内総務は、議員は誰も参加しないと思うと述べた。
ブレイナード氏は、集会への支持はなく、政治集会を議員らは避けているようだと指摘した。
「国民の半数が、この問題で私たちの味方だ。内部での調査でも明らかになっているように、共和党支持者は、『J6に正義を』を完全に支持している」
出馬が見込まれている共和党候補者2人が集会に参加する予定だ。
ジョージア州第10選挙区の候補者、マイク・コリンズ氏は、集会で演説する。国民の憲法の権利が侵害されていると訴えたいと述べている。