台湾侵略の準備完了、米議会委員会の報告書 前例なき中国の核兵力で高まる威嚇
(2021年11月23日)

2021年6月28日(月)、北京で開催された中国共産党創立100周年記念式典に先立つ祝賀会で、海軍の空母を示すディスプレイの近くでパフォーマンスを行う中国の軍人たち(AP Photo/Ng Han Guan)
米議会の中国関連の委員会が発表した最新年次報告書によると、中国軍はすでに台湾への全面侵攻が可能な状態であり、民主的な台湾を攻撃する目的で、人民解放軍は新型ミサイルと水力両用艦船を追加している。
米・中国経済・安保検証委員会の報告書は、中国と台湾の対立を不安定にしている理由の一つが、中国の攻撃を抑止する米軍の能力が「危険なほど不透明」な状態にあるためだ、と結論付けている。
中国は台湾に自国の主権が及ぶと主張し、自立するこの島国を標的にした中距離ミサイルの数を、過去数年間に30基から200基にまで急速に増やした。新型の水陸両用船舶も中国海軍に補充され、「こうした事態の進展を考慮すれば、米国の通常兵力だけで中国指導者に台湾攻撃を思い留まらせることは難しくなった」と報告書は記した。
台湾をめぐる戦争の危険性が高まっている、これは全551ページに及ぶ年次報告書が指摘している主要なポイントの一つで、中国の核攻撃能力の急速な増強が核戦争の危険性を高めていると警告した。
台湾政府への軍事的圧力は急激に高まり、危機や紛争ぼっ発の可能性を高めていると報告書は指摘した。
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