米中関係の転換点

(2021年11月24日)

2021年11月11日(木)、アジア太平洋経済協力会議(APEC)CEOサミットの基調講演をビデオで行う中国の習近平国家主席(新華社通信社発表の写真)(Li Xueren/Xinhua via AP)


 米国と中国の関係はこのところ、不安定な動きを示してきた。しかし、その不確実性は終わった――突然の変化は15日夜、起きた。世界的決闘に意欲満々の超大国がビデオ会議で対決したからだ。  

 バイデン大統領が―個人的にではないものの―世界に破壊的な新型コロナウイルスをばらまいたことに責任のある人物と対決するチャンスを得た。しかし、彼は、口をつぐんだ。世界は誰が首謀者なのか分かっている。習近平国家主席だ。  

 バイデン氏は米大統領として初めて、オンラインで中国の国家主席と、向かい合って座り、愛国心で裏打ちされた鋼のような目に凝視されても、しようとすればにらみ返すこともできたに違いない。その瞬間、中国がやったこと―意図的であろうと、なかろうと―76万5000人の米国人と、世界中の500万人以上を殺したウイルスをまき散らしたことに対する、誠意ある説明を求めなければならなかった。その機会は失われた。もう戻ってこない。  

 
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