バイデン氏の民主主義サミットの招待リストは分裂を招いた

(2021年12月8日)

2021年12月1日(水)、ワシントンのホワイトハウス構内にあるサウスコート・オーディトリアムでジョー・バイデン大統領が講演を行う。(AP Photo/Evan Vucci)


 バイデン大統領が開催する「民主主義サミット」の目的は、米国がリーダーシップを発揮し、同じ志を持つ民主主義国を団結させることにあった。

 しかし、バイデン氏が2020年の大統領選挙で公約に掲げたこのサミットは、12月9日から10日に開催されるオンラインイベントの前に裏目に出る可能性がある。世界中の評論家や報道機関は、ホワイトハウスの招待国選出に疑問を呈しており、米国の敵対勢力は、リストから外れた国々への接近を図っている。

 110カ国の参加リストから外れた民主主義国としては、シンガポールが特に目立つ。一方で、パキスタンなどが参加することで、選出の背景にどのような戦略的な計算があるのか憶測が広がっている。

 また、北大西洋条約機構(NATO)の重要な同盟国であるトルコも参加しない。イラクは、隣国イランの聖職者支配体制の影響を強く受けた議会を持っているにもかかわらず招待された。

 トルコは中国やロシアなどとひとくくりにされ、リストから外された。ロシアと中国は、この機会をとらえて、サミットの構想そのものを非難し、緊張感を生み出している。

 
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