ウクライナ飛行禁止区域の設定はない、米政府と議会
(2022年3月10日)

2022年3月2日(水)、スウェーデンのゴットランド島の東側で、ロシアの戦闘機が領空侵犯している様子。スウェーデンによると、ロシアの戦闘機4機が2日、バルト海上空で領空侵犯を行った。スウェーデン軍の声明によると、4機のSU-27とSU-24の戦闘機2機は、ゴットランド島の東にあるスウェーデン領空を短時間飛行した。(スウェーデン空軍/TT通信社 via AP)
バイデン政権と米国議員たちは、ウクライナ上空に「飛行禁止」区域設定することを拒否している。それは米国とロシアの戦争を意味すると懸念しているからだ。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は土曜日、オンライン会議システムを通じて米議会の超党派上院議員グループに対し、ロシアによるウクライナの侵入から国民を守るために、米国が飛行禁止区域を始めるべきだと主張した。
日曜日のABC放送「この一週間」番組で、上院特別委員会の副委員長マルコ・ルビオ上院議員(フロリダ州、共和党)は、飛行禁止区域が第三次世界大戦につながる恐れがあることを示唆した。
「基本的に、飛行禁止区域というものを理解すれば、それは第三次世界大戦を始めることにつながる。空爆とミサイル攻撃の両方からウクライナを守るために私たちができることはたくさんある。人々は飛行禁止空域の意味を了解する必要がある」、ルビオ上院議員は語った。
「それは単なる、皆さんが従うべき規則の類ではない。ロシア連邦の航空機を撃墜する覚悟が必要で、根本的に第三次世界大戦を始めることだ」、同議員は付け加えた。
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