米情報機関:プーチン命令後も、ロシアの核部隊に変化なし
(2022年3月14日)

2022年3月5日(土)、ロシア・モスクワ郊外のアエロフロート航空学校を訪問したロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、飛行機のシミュレーターのコックピットに座っています。(スプートニク、クレムリン・プール・フォト via AP)
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が核兵器使用の態勢が整っている、と公言してからも、ロシアの核部隊は通常以上の作戦態勢に移行してはいない、アヴリル・ヘインズ国家情報長官は火曜日、合衆国議会で言明した。
ヘインズ長官は情報関連常設特別委員会の聴聞会で、米国の情報機関としての認識では、現在ウクライナ国内にいる10万人のロシア軍が激しい軍事的抵抗を受けているため、ロシア軍への支援行動が停滞しているようだと語った。
またプーチン大統領が2月27日、ロシアの核部隊に高度で「特別の戦闘態勢」を指示したことについて、ヘインズ長官は「極めてまれなケースだ」とコメントした。同大統領の高度な特別態勢という発表では、正式に核の警戒態勢の単語が使われなかったものの、ロシアが核戦争を準備するような公式声明を発出したのは、1960年から初めてのこと。これは米国とNATO諸国がウクライナ紛争に介入しないことを狙ったものとみられる。
↓ ↓ ↓
→ログイン(定期購読会員として)して全文を読む
※全文をご覧になるには、定期購読会員(個人、法人)、か年間購読会員になる必要があります。