ホワイトハウス、キーストーンXLパイプライン再開の予定はない

(2022年3月16日)

2022年3月9日(水)、ワシントンのホワイトハウスでの記者会見で話すホワイトハウスのジェン・サキ報道官。(AP写真/パトリック・セマンスキー)

By Jeff Mordock – The Washington Times – Wednesday, March 9, 2022

 ジェン・サキ大統領報道官は9日、バイデン政権は「キーストーンXL」パイプラインの建設を再開しないと述べた。

 「建設再開の計画はない。再開しても、現在抱えている問題には何ら対処できないだろう」

 このパイプラインは、カナダから米国に日量70万バレルの石油を供給するものだった。共和党と一部のカナダ政府関係者は、米国は石油の供給量を増やそうとし、ガソリン価格は5ドルに向かって上昇していており、中止されたパイプラインの建設を再開すべきだと主張している。

 バイデン大統領が8日にロシアの石油輸入禁止を発表して以来、こうした声は高まっている。

 サキ氏は、パイプラインは単なる輸送手段であり、米国の石油供給量を増やすことには何の役にも立たないと述べた。

 「パイプラインは油田ではない。そのため供給量を増やすことはできない」

 オバマ政権は2015年、気候や衛生への懸念を理由に、このプロジェクトへの支援を取りやめた。トランプ前大統領が2017年にパイプラインを復活させ、2020年に着工した。

 バイデン氏は就任初日に、パイプラインの許可を取り消す大統領令を出した。その建設を請け負うTCエナジー社は、2021年6月に90億ドルのプロジェクトを断念した。その時点で、パイプラインの10%以下しか建設されていなかった。

 カナダのアルバータ州の首相は、パイプラインの建設再開を要求した一人だ。

 ジェイソン・ケニー首相は今週の記者会見で、「米国が本気なら、戻ってきてキーストーンXLの建設を手伝ってくれるかもしれない。バイデン大統領が反対していなければ、今年中に完成していたはずだ。84万バレルの民主的エネルギーが、ウクライナ人の血で満たされた60万バレル以上のロシア製紛争石油に代わることができたはずだ」と述べた。

 パイプラインの建設を再開する代わりに、米国は失われたロシアの石油輸入を補うために、ベネズエラ、イラン、サウジアラビアに石油の供給を求めている。

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