韓日首脳会談、緊張関係に緩和の兆し

(2022年7月9日)

2022年6月29日(水)、マドリードで開催中のNATO首脳会議で、韓国のユン・ソクヨル大統領(左)、日本の岸田文雄首相(右)と会談するジョー・バイデン大統領(中央)。バイデンの後ろに座っているのは、左からホワイトハウスのジェイク・サリバン国家安全保障顧問、アントニー・ブリンケン国務長官、ロイド・オースティン国防長官。(AP写真/スーザン・ウォルシュ)

By Guy Taylor – The Washington Times – Wednesday, June 29, 2022

 北東アジアでの二つの重要な米国の同盟国、韓国と日本は長年、対立関係にあったが、米国との戦略的パートナーシップを脅かす両国間の外交摩擦は、緩和されつつあるように見える。

 日本の岸田文雄首相と韓国の尹錫悦大統領は、29日にマドリードの北大西洋条約機構(NATO)首脳会議でバイデン大統領と会談した傍らで、両国の歴史的緊張を解消したいとの希望を表明した。

 三者会談は2017年9月以来で、北朝鮮が米国の地域安全保障同盟の強さを試すような核兵器実験を実行しようとしているという米日韓の懸念が高まっている中で行われた。

  ホワイトハウスの発表によると、「歴史的な三者会談であり、3首脳はインド太平洋地域における三者協力の強化、特に北朝鮮の大量破壊兵器と弾道ミサイル開発計画によって進化した脅威に対処することについて話し合った」。

 「バイデン大統領は、日韓両国の防衛に対する米国の揺るぎないコミットメントを強調した」

 声明では北朝鮮の核実験の可能性には言及しなかったが、米情報当局は最近、北朝鮮全体で7回目、2017年以降では初となる核実験に向けて、主要実験場で準備が進められていることを察知したと指摘している。

 北朝鮮の脅威に対抗する米国の取り組みは、近年、二国間問題をめぐる韓国と日本の長引く緊張によって阻害されてきた。20世紀初頭に日本が朝鮮半島を植民地支配したことにまで遡る問題で、ソウルは2019年に日本との重要な情報共有協定を取り消すと脅すほど事態は悪化している。

 韓国人は、20世紀初頭、そして第二次世界大戦中に日本がこの国を植民地として扱ったことに、いまだに不満を抱いている。

 日本の政府関係者は、日本政府はすでに賠償を済ませていると主張し、韓国政府は国内の政治的利益のために歴史的な不満を復活させようとしていると非難している。

 日本政府が2018年、韓国海軍の駆逐艦が火器管制レーダーを日本の航空機に照射したと非難したことで、両者の摩擦は強まった。その後、日本は韓国の技術分野に不可欠な輸出品を対象とした貿易制裁を発表し、この動きは韓国の反日感情を爆発させるきっかけとなった。日韓両国は米国との三国同盟を堅持してきたが、近年は緊張状態が続いていた。

 しかし、この1年、日韓両国に新しいリーダーが誕生し、尹氏と岸田氏が日米韓三国同盟の強化に意欲を示していることから、デタント(緊張緩和)への期待が高まっている。

 尹、岸田両氏は28日夜、スペインの国王フェリペ6世がNATO首脳会議の傍らで主催した夕食会で、1対1で短い会談を行った。韓国政府関係者がボイス・オブ・アメリカに語ったところによると、尹氏は岸田氏に対し、両国が「未来志向で前進」できるよう、「韓日間の懸案をできるだけ早く解決する」つもりだと話したという。

 日本の共同通信は、岸田氏が夕食会で尹氏に、「極めて厳しい」両国関係を「健全な状態」に戻すために韓国大統領が努力することを望むと語ったと日本外務省の発表を引用した。

米インド太平洋軍司令官サミュエル・J・パパロ提督が、2024年8月27日火曜日、フィリピンのマニラで米インド太平洋軍主催の国際軍事会議で演説を行った。(AP通信/アーロン・ファビラ撮影)

米陸軍、西太平洋テニアン島に新型極超音速ミサイルを配備

(2026年07月29日)
写真提供:ブランドン・リッカート軍曹 第7歩兵師団(太平洋多領域軍)所属のアレクサンダー・ヴァハジ大尉(左)、米太平洋軍司令官サミュエル・J・パパロ提督(中央)、第7歩兵師団(太平洋多領域軍)所属のアレクサンダー・マリン中佐(右)が、2026年6月、ヴァリアント・シールド演習中にダークイーグル長距離極超音速兵器で訓練する兵士たちを視察した。ヴァリアント・シールドのような演習は、太平洋軍統合軍が全軍種および同盟国の部隊を統合し、統合軍の強さと多用途性、そして自由で開かれたインド太平洋への我々のコミットメントを示す、精密かつ致命的で圧倒的な多軸・多領域効果を実施する機会を提供する。(米陸軍撮影:ブランドン・リッカート軍曹)

「中国の『超限戦』への備え不十分」専門家が警告

(2026年07月27日)
2015年6月27日土曜日、キューバのハバナで行われた記者会見で、米国上院議員団の一員が米国とキューバの国旗を交差させたピンバッジを着用している。(AP通信/デズモンド・ボイラン撮影)

米国転覆狙い共産主義を推進するキューバ 米国務省が警告

(2026年07月24日)
日本の小泉進次郎防衛大臣が、2026年5月31日(日)、シンガポールで開催されたアジアの年次防衛・安全保障フォーラム「シャングリラ対話」で演説を行った。(AP通信/アハマド・イブラヒム撮影)

小泉防衛相、核巡る議論呼び掛け GCAPやアジア連携も強化

(2026年07月23日)
リトアニアのケストゥティス・ブドリス外相は、2025年4月3日木曜日、ブリュッセルのNATO本部で開催されたNATO外相会議に出席するため到着した際、報道陣の取材に応じた。(AP通信/バージニア・メイヨー撮影)

リトアニア外相、ロシアの破壊工作は「侵略行為」 米軍駐留継続に期待

(2026年07月21日)
新華社通信が公開したこの写真は、2026年7月6日(月)、南太平洋で中国の原子力潜水艦から発射された長距離弾道ミサイルの発射実験の様子を捉えたものだ。(李向超/新華社通信提供、AP通信経由)

中露、スターリンク攻撃計画を極秘協議 軍事協力の実態判明

(2026年07月19日)
フィリピン沿岸警備隊が提供したこの写真には、2025年10月12日(日)、南シナ海のフィリピンが実効支配するティトゥ島(地元ではパグアサ島と呼ばれる)付近で、中国海警局の船舶(右)がフィリピンのBRPダトゥ・パグブアヤに向けて放水砲を発射する様子が写っている。(フィリピン沿岸警備隊提供、AP通信経由)

中国は依然国際法に違反 南シナ海仲裁判断10年で米軍

(2026年07月18日)
新華社通信が公開したこの写真には、2026年7月6日(月)、南太平洋で中国の原子力潜水艦から発射された長距離弾道ミサイルが海面から飛び出す様子が写っている。(李向超/新華社通信提供、AP通信経由)

米、中国のSLBM発射実験を「事前通報が不十分」と非難

(2026年07月13日)
2024年8月4日、ウクライナ国内の非公開の場所に設置されたパトリオット防空ミサイルシステムの上空を、ウクライナ空軍のF-16戦闘機が飛行している。(AP通信/エフレム・ルカツキー撮影、資料写真)

トランプ氏、ウクライナが「パトリオット」製造 専門家は生産開始に数年

(2026年07月12日)
2024年7月3日、カザフスタンのアスタナで開催された上海協力機構(SCO)首脳会議の傍らで行われた会談で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(右)と中国の習近平国家主席が握手を交わした。(セルゲイ・グネーエフ、スプートニク、クレムリン・プール写真、AP通信経由)

中国企業、ロシア占領下のウクライナに進出 経済的影響力を拡大

(2026年07月11日)
→その他のニュース