バイデン大統領、民主党候補を危険にさらす
By Editorial Board – The Washington Times – Wednesday, July 20, 2022
州議会と州全域の公職へ共和党員を募集し、訓練し、選出する「共和党州指導部委員会(RSLC)」は数日前、4州から得たいくつかの注目すべき調査結果を発表した。
その4州――メーン州、ネバダ州、オレゴン州、ワシントン州――には一つの共通点がある。現在、民主党の知事に統治され、民主党が州議会の両院で過半数を得ているということだ。
それにもかかわらずというか、もしかするとそれが原因なのか、州議会選挙戦に関して模擬投票(「2022年選挙で共和党に投票するつもりか、民主党に投票するつもりか」)を実施してみると、いずれの州でも、共和党がリードしたか、誤差の範囲内にあったことを示した。シグナル社によって行われた投票には、各州600人の投票予定者(許容誤差値4.0%)とのインタビューが含まれている。
ネバダ州――ここでは、共和党が下院で過半数を得るためには、6議席、上院ではわずが2議席を獲得する必要ありとしているが――模擬投票では、共和党が、48%~46%で先行している。共和党員が目下、無党派層で16ポイントのリードを維持している。
メーン州では、共和党が過半数を占めるためには、下院で8議席、上院で5議席を獲得する必要がある。基本的に互角で、民主党は48%~46%で先行しており、共和党は現在、無党派層で5ポイントのリードを維持している。
オレゴン州では、両党が互角になるには、共和党は州の上下両院で7議席を獲得する必要がある。共和党員は、模擬投票で47%~43%で先行している。
ワシントン州では、共和党が過半数を占めるには、州の上院で5議席、下院で9議席を獲得する必要がある。民主党は先行しているが、リードは誤差の範囲内で、48%~46%である。
また、目下、妊娠中絶問題が注目されていることも、民主党員に際立った影響を及ぼしていないようだ。繰り返しになるが、RSLCは6月末に全国の有権者に関する調査をした。直面している最も重要で差し迫った問題として、有権者の56%が「経済」とそれに関連する問題を挙げた。中絶と言ったのはわずか8%だった。なぜこの8%が違う答えをしたのかは分からない。2021年5月のギャラップの全国調査で、49%の有権者が自らを中絶反対と考え、47%が自らを中絶支持と考えていた。
RSLCの委員長であるディー・ダンカン氏は、次のように述べている。「メディアは、エイミー・コニー・バレット女史の指名は共和党にとって2020年の選挙で不利に働くと主張したが、(共和党員が)二つの州で両院を見事に勝ち取った。2021年にバージニア州で民主党員が、中絶を選挙運動の中心に据えた時に一連の恥ずかしい敗北を喫し、結局(バージニア州の)下院を失った。メディアはこれらの出来事から学んでいない」
この種の態度が、共和党が現在、99の州議会のうち62州を保持し、州レベルでは何年にもわたって民主党を上回っている一つの理由だ。単純明快な真実は、州レベルの(RSLCが率いる)共和党指導部は、民主党チームよりもはるかに優れているということである。
民主党が縮小し、全面的に連邦レベルに焦点を合わせ、バイデン氏の揺らぎ始めている大統領の地位を救うことに全エネルギーを傾けており、その不整合性は悪化を加速させているようだ。