米高官 ウクライナへ戦車供与「用意はある」
(2022年9月24日)

2019年10月21日月曜日、リトアニアの首都ヴィリニュスの北約50km(31マイル)のパブラデ駅に到着した、テキサス州のフォートフッドから来た米軍第9連隊第1装甲大隊の隊員が、鉄道車両からエイブラムス戦闘戦車を降ろす準備をする。米軍によると、来年初めに欧州で米国から2万人の兵士が参加する大規模な演習を準備しており、訓練のために大西洋を渡って展開するのは過去25年以上で最大規模だという。(AP写真/Mindaugas Kulbis)
By Mike Glenn – The Washington Times – Monday, September 19, 2022
米政府高官は、ウクライナ軍の旧ソ連製戦車を、北大西洋条約機構(NATO)加盟国が使用している近代的で高性能な戦車に更新するのを支援すべきだとの見方を示した。
国防総省高官は19日、将来的に西側の戦車をウクライナに供与する「用意は当然ある」とした上で、「装甲車両はウクライナにとって非常に重要」と指摘、「いずれ、供与を求められると考えている」と述べた。
ところが、当局者らによると、西側の最新の戦車をウクライナが実戦で使用するには、「かなりの」訓練とメンテナンスの期間が必要になる。
そのため、「直近の戦闘では、訓練する必要がほとんどなく、すぐに手に入るソ連製の戦車が効果的」(米政府高官)であり、米政府は現在、旧ソ連製兵器を使用している国々にウクライナへの戦車の供与を求めている。