ドナルド・トランプを追い出してはならない

(2022年11月24日)

2022年11月15日(火)、フロリダ州パームビーチのマー・ア・ラゴで大統領選への3度目の出馬を表明し、身振りをするドナルド・トランプ元大統領。左はメラニア・トランプ前ファーストレディ。(AP写真/Andrew Harnik)

By Editorial Board – The Washington Times – Wednesday, November 16, 2022

 火曜日の夜、ドナルド・トランプ氏は2024年の大統領に立候補すると発表した。すると、いつもの顔触れが一斉に、彼の立候補などあり得ないとはねつけた。

 ナショナル・レビュー誌は、これを受けて「断固とした、間違いのないノー」と書いた。

 報道によると、メディア界の大御所ルパート・マードック氏も、自身が所有する新聞、ウォール・ストリート・ジャーナルとニューヨーク・ポストの編集委員会と共に、トランプ氏に背を向け、中間選挙に活気がなかったのはトランプ氏のせいだと非難した。FOXニュースは、彼の立候補に対して態度をあいまいにしており、ほとんどの番組は、フロリダ州知事のロン・デサンティス氏を支持することに焦点を絞っている。

 MSNBCは、トランプ氏の発表を放送することを拒み、FOXニュースとCNNは共に、発表の映像を流さず、自社のキャスターらを放映した。

 こういった状況はすべて、何かしら、懐かしく感じられる――まさに2015年と同じだからだ。

 トランプ氏のメッセージも同じ目に遭ったのだ。

 2015年の発表の時と同様に、トランプ氏は自分自身についてではなく、米国の労働者、家族、企業を支援するために、再度の立候補をした。

 彼は「これは、私の選挙運動ではなく、私たち皆が共にするキャンペーンだ」と述べ、2016年の勝利に彼を駆り立てた老若男女に敬意を表した。

 トランプ氏は、再度出馬して「重要な諸課題、ビジョン、そして成功」に焦点を絞ると約束し、労働者階級を擁護し、中央政府のインサイダーらを震え上がらせる政策を提示した。

 彼の最優先課題は、米国のエネルギー戦争を終わらせることである。トランプ氏のリーダーシップの下、ガソリンは1ガロン(約3.8リットル)1.87ドルで、米国はエネルギー独立国になる途上にあった。彼は、サプライチェーン(供給網)を本国に戻し、増大する中国の脅威に立ち向かうことについて話した。

 移民と国境警備も、私たちの最優先事項だった――彼は実際に壁を建設し、メキシコからのフェンタニル(鎮痛や麻酔に使われる強力な合成オピオイド)の流れを止めていた。法と秩序および犯罪者の処罰に対する支持も同様だ。私たちの学校における批判的人種理論の排除、親の権利の擁護もしかりである。

 力による平和と軍隊の再建についても議論された――トランプ氏の監視下で海外の戦争はなくなり、「アブラハム合意」を発表することで、彼は、中東の平和を促進した。

 トランプ氏は、バイデン大統領が課した新型コロナウイルスに関する命令を全廃し、ワクチンを拒否したため解雇されたすべての軍人を再雇用し、支払われなかった賃金を補償することを約束した。彼は彼らの解雇について謝罪するであろう。

 彼は(政治腐敗で汚れたワシントンの)沼地でチャンスを得た―トランプ氏は、議会議員の任期を制限し、選挙運動への納税者の資金提供、国会議員のインサイダー情報を使っての株の取引により金持ちになること、また、任期満了後にロビイストになることを禁止することによって闇の国家を解体すると誓った。

 自分自身ではなく、米国民に奉仕する議員になる――奇特なことだが、支配階級にとって恐ろしいことだ。

 火曜日の夜、トランプ氏は自説を語った。今、それを守るのは彼次第である。

トランスジェンダーの女性トイレ使用禁止 共和議員が決議案

(2024年11月20日)

トランプ新政権、2期目も「ハネムーン」なし

(2024年11月19日)

強制送還を開始せよ

(2024年11月16日)

トランプ氏再登板は東南アジア各国に利益

(2024年11月15日)

トリプルレッド、第2次トランプ政権も政策目標達成に障害か

(2024年11月14日)

猫を飼う女性はハリス氏、犬派はトランプ氏-大統領選調査

(2024年11月12日)

トランプ陣営が次期政権の人選開始 国防長官候補にポンペオ氏の名も

(2024年11月09日)

トランプ氏の地滑り的勝利で政界激変

(2024年11月08日)

中絶反対グループがトランプ氏再選を祝福

(2024年11月07日)

ハリス氏は本当に不法滞在者の投票を望んでいる

(2024年11月04日)
→その他のニュース