中国が台湾周辺で軍事演習、米の支援を非難

(2022年12月28日)

新華社通信が公開した写真で、2022年8月7日、台湾島周辺で合同戦闘訓練を行う中国人民解放軍東部戦区司令部の戦闘機。中国は米国の国防費法案を「中国の脅威」を誇張していると非難した。一方、台湾は、中国が統治下に置かなければならないとする自治領の島に対する米国の支持を示したとして、この法案を歓迎した。外務省は、12月24日(土)にオンラインに掲載された声明の中で、「中国は米国のこの動きを遺憾に思い、断固として反対する」と述べている。(Gong Yulong/Xinhua via AP, File)

By Mike Glenn – The Washington Times – Sunday, December 25, 2022

 中国は25日、台湾周辺で海・空軍の演習を開始した。中国政府当局者はその前日、領有を主張する台湾へ追加の軍事支援を認めた米国の8580億ドルの国防法案をめぐって、バイデン政権を非難していた。

 中国は、米国が台湾と共謀して「挑発をエスカレート」させたことが空・海軍訓練の引き金となり、緊張が高まったと非難した。

 人民解放軍東部戦区の報道官、施毅・陸軍上級大佐は25日、「人民解放軍東部戦区の部隊は、国家主権と領土保全を断固として守るために、あらゆる必要な措置を取る」と述べた。

 施氏は、北京が取っている行動は、米国と台湾の行動に対する「確固たる反応」であると指摘。台湾は、ワシントンと結託して行動していると主張した。

 台湾政府当局者は、今回の訓練は、北京が台湾の人々を威嚇しようとする一方で、地域の平和への希望を破壊していることを示したと述べた。

 ロイター通信によると、台湾国防部は、中国の行動は「武力で意見の相違を解決し、地域の平和と安定を破壊するという中国のメンタリティーを再び浮き彫りにした」と述べた。

 中国政府当局者は今週、台湾の主権の問題は中国の内政問題だと述べた。軍の報道官は、米国はこの問題に介入する権利を持っていないと述べた。

 中国軍報道官の譚可飛上級大佐は声明で、「米国は常に、一つの中国の原則を空洞化し、歪めてきた。頻繁に台湾に武器を供与し、台湾との軍事的関係を強化し、中国の主権を損なう台湾関連の行為をでっち上げてきた」と述べた。

 「これらの動きは、台湾海峡の平和と安定を著しく損ない、中米対立のリスクを高めるだけだ」

 2022年8月にナンシー・ペロシ米下院議長が台湾を訪問した際、中国は抗議し、直後に台湾周辺での軍事演習を命じた。バイデン政権関係者は、政府機関のトップの訪台はペロシ氏が初めではないと指摘した。

 ホワイトハウスは、北京がこの訪問をきっかけに危機を作り出したと非難している。

 コリン・カール国防次官(政策担当)はペロシ氏の訪問直後、ペンタゴンでの記者会見で「この訪問によって、米政府の対台湾・対中政策が変わることはまったくない。われわれは引き続き『一つの中国』政策をとっており、(中華人民共和国)であろうと台湾であろうと、現状を一方的に変えることには反対だ」と述べた。

 「つまり、中国の反応はまったく不要なものだったのだ」とカール氏は語った。

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