国防総省、サイバー兵士のリモートワーク容認へ

(2023年3月19日)

2021年12月9日(木)、バージニア州スポッツルバニア郡のスポッツルバニア・キャリア&テクニカル・センターで行われたサイバーセキュリティ・システム・テクノロジーの授業で、シニアのコール・レインホフがプロジェクトに取り組んでいる。ジャーマナ・コミュニティ・カレッジはスポッツィルバニア校と提携し、バージニア州初のサイバーセキュリティのデュアル・エンロールメント・プログラムを設立した。このプログラムは、フレデリックスバーグ市とスタッフォード郡の公立学校でまもなく提供される予定で、需要の高い産業における経済成長と機会を促進するための州連合であるGOバージニアからの助成金によって提供される。(Peter Cihelka/The Free Lance-Star via AP)

By Ryan Lovelace – The Washington Times – Monday, March 13, 2023

 危険なサイバー攻撃者の居場所といえば、黒いフードをかぶったハッカーが巣くう薄暗い地下室というイメージだが、ペンタゴン(米国防総省)におけるデジタル・ディフェンダーたちの環境は、快適になりそうだ。

 国防総省は優秀な人材を引き付け、確保するための新たな戦略の一環として、サイバー人材のリモートワーク導入を視野に入れている。2023~27年の「国防総省サイバー人材戦略」では、「サイバー人材全体におけるリモートワークの柔軟性と機会拡大の政策」を支持する目標を掲げている。

 もちろん、リモートワークを地下室で行うかどうかは、サイバーワーカーたち次第である。

 国防総省の最高情報責任者ジョン・シャーマン氏は最近、下院議員に対し、都心部への移動を強いることなく最も優秀なサイバー人材を引き付ける方法を探っていると明かした。

 シャーマン氏は下院軍事委員会で、「彼らがテキサス州、マサチューセッツ州、ワシントン州などどこにいても、われわれはその才能を活用できる。これはぜひとも検討すべきことだと思う」と述べた。

 世界最大の雇用主の一つである国防総省でサイバー人材の運用に何らかの変化があれば、他の多くの政府機関、民間企業、そして他の国々もデジタル人材の活躍について再検討せざるを得なくなるだろう。

 国防総省によると、同省は兵士と職員340万人を160カ国以上の4800カ所に配置する、米国最大の連邦機関である。

 国防総省は文民と軍人の両方に適用できるのかを含め、サイバー人材のどの構成員がリモートワークが可能であるかを公表していない。

 国防総省の報道官であるジェシカ・マクナルティー海軍中佐は、テレワークの選択肢については、それぞれの上司や部門が独自に決定する権限を与えられると語った。

 同氏はワシントン・タイムズ紙に、「最高の人材を引き付け、確保するには、信頼と責任の文化を可能なものにし、ハイブリッドな職場環境を提供すべきだと考える。われわれの目標は技術人材に柔軟性を提供しつつ、任務要件とのバランスを取ることだ」と語った。

 新たなサイバー人材戦略は、国防総省が既存の権限を活用しながら、より広い範囲から優秀な人材を引き抜けるようにする「文化的転換」を迫っている。

 先週発表されたこの戦略では、新型コロナウイルスによる規制がオフィスから離れて働くことへの人々の期待に影響を与えたことで、仕事の未来が変わり、国防総省はそれに適応する必要があるとしている。

 同戦略は「困難に見えるかもしれないが、完全に受け入れられ正しく伝達されれば、世界水準のサイバー人材を採用、開発、確保する競争的優位をもたらす機会となる」と強調。「特に、国防総省は人事管理権限とその適用をどう最適化するかについて、文化的転換を促進する必要がある」としている。

 優秀な技術人材を加える方法を再検討している連邦政府機関は、国防総省が初めてではない。国家安全保障局(NSA)は今年初め、過去30年間で最大規模の採用を行い、大手ハイテク企業を解雇された人材を粘り強くリクルートした。

2022年8月20日土曜日、中国南西部重慶市龍泉村にある貯水池では、擁壁からの漏水により貯水池の水がほぼ枯渇し、ひび割れた乾燥した泥が見られる。周囲の農地や険しく美しい山々を含む巨大都市、重慶の景観そのものが、異常に長く激しい熱波とそれに伴う干ばつによって変貌を遂げた。(AP通信/マーク・シーフェルベイン撮影)

中国、気象を兵器化へ 軍事目的で環境を操作する技術開発

(2026年09月12日)
2024年9月8日、ニューヨークにある国立9.11記念博物館の反射池の一つに赤いバラが供えられた。(AP通信/テッド・シャフリー撮影)

9・11同時多発テロ25周年 説明に苦慮する教育現場

(2026年09月11日)
中央から、トルコのハカン・フィダン外相が、パキスタンのイシャク・ダル外相(右)、サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハン・アル・サウド外相(右から2番目)、トルコ、パキスタン、サウジアラビアの軍および民間高官らとともに、2026年8月31日(月)、トルコのイスタンブールで開催されたメッカ共同防衛協定に基づき設立された戦略政治防衛委員会の第1回会合で記念撮影に応じた。(AP通信/カリル・ハムラ撮影)

イスラム3カ国が新同盟 米国の信頼性に懸念 中東に新たな勢力図

(2026年09月07日)
米海軍作戦部長のダリル・コードル提督は、2025年11月17日、東京訪問中に選ばれた記者団と会見した。(AP通信/マリ・ヤマグチ撮影)

海軍作戦部長、中東への戦力移動は中国抑止に影響

(2026年08月30日)
8月18日に撮影されたこのヴァントール衛星画像は、ヤゴン礁を捉えたもので、アナリストらは、約9マイル離れたアンテロープ礁における人民解放軍の軍事作戦を支援する可能性のある、中国の早期警戒レーダーの開発を示していると指摘している。(画像提供:衛星画像 ©2026 Vantor)

中国、西沙諸島に新たな軍事基地 米が強く非難

(2026年08月28日)
陸軍が重要な任務にロボットや自律システムを活用する際に、どのような考え方が適切でしょうか?(写真提供:TSViPhoto、Shutterstock経由)

国防総省の「AIファースト」に障壁 専門家が警告

(2026年08月26日)
NASAが提供した映像からのこの画像は、2026年4月6日(月)、アルテミスIIミッションの宇宙飛行士たちが人類史上地球から最も遠い距離に到達した後、オリオン宇宙船の外部カメラから撮影された月の様子を捉えたものです。(NASA提供、AP通信経由)

トランプ氏、宇宙開発で新指針 年間1000機打ち上げ目指す

(2026年08月25日)
2019年10月2日に低速シャッタースピードで撮影され、米空軍が提供したこの画像は、カリフォルニア州ヴァンデンバーグ空軍基地で行われた非武装のミニットマン3大陸間弾道ミサイルの発射実験の様子を示している。スウェーデンのシンクタンクは2024年6月17日(月)、世界の核保有国9カ国は核兵器の近代化を続け、2023年には核抑止力への依存度をさらに高めるだろうと述べた。(JTアームストロング軍曹/米空軍提供、AP通信経由)

国防総省、中露の脅威受け核指針を見直し 抑止力を強化へ

(2026年08月22日)
2019年7月15日、ワシントンD.C.のホワイトハウス南庭で行われた「メイド・イン・アメリカ」展示会で、高高度防衛ミサイル防衛システム(THAAD)が展示された。(AP通信/アレックス・ブランドン撮影)

米陸軍司令官「技術革新は戦闘の一部」 ウクライナとイランから教訓

(2026年08月18日)
2025年2月18日、スカボロー礁上空で、中国軍のヘリコプターがフィリピン水産局(BFAR)の航空機に接近飛行している。(AP通信/ジョエル・カルピタン撮影)

中国、南シナ海で支配強化 米国務省が「安定損なう」と異例の非難

(2026年08月16日)
→その他のニュース