米陸軍がシリコンバレーから専門家、技術刷新チームを編成

(2025年6月18日)

2025年4月3日木曜日、アリゾナ州ダグラスで、南部国境統合任務部隊の一員としてアメリカとメキシコの国境の横に立つ米陸軍212歩兵第2旅団の隊員(AP Photo/Ross D. Franklin)。

By Ryan Lovelace – The Washington Times – Monday, June 16, 2025

 米陸軍は、ハイテク企業、メタ(旧フェイスブック)、オープンAI、データ解析大手パランティア・テクノロジーズから技術幹部を集めて独自チームを編成、これに「分遣隊201」と名付けた。シリコンバレー出身の人材により、軍のイノベーション専門知識を向上させ、技術改革を推進する。

 陸軍では13日、メタの最高技術責任者アンドリュー・ボズワース氏、オープンAIの最高製品責任者ケビン・ワイル氏、パランティアの最高技術責任者シャム・サンカー氏ら4人の新しい予備役大佐が宣誓を行った。

 陸軍は「分遣隊201は(企業の)上級技術幹部を、陸軍予備役の上級顧問として、パートタイムで採用する取り組み」と表明。ボズワース氏もX(旧ツイッター)に、新部隊は「陸軍の近代化への取り組みに、技術専門家として助言する」と投稿した。

 新たな戦闘能力の提供、部隊構造の最適化、無駄や時代遅れのプログラムを排除する「陸軍変革イニシアチブ」などに取り組む。

 サンカー氏は、シリコンバレーと米軍の緊密な協力は、10年前には考えられなかったと述べる。

 メタ、オープンAI、パランティアは、軍需品の開発に取り組んできた。メタは先月、防衛技術企業アンドゥリル・インダストリーズと提携し、米兵向けに新たなクロス・リアリティー(XR)製品の開発計画を立てた。アンドゥリルによると、この提携は「戦場での自律型プラットフォームの高度な知覚、直感的な制御を可能にする」製品の設計、構築、配備を目的としている。

 チャットGPTを開発したことで知られるオープンAIは、対無人機システムの改善でアンドゥリルと協力し、また国防総省や情報機関とも共同で新たなプロジェクトに取り組んでいる。パランティアは米軍との緊密なパートナーとして、週末のワシントンでの陸軍創立250周年パレードでスポンサーを務めた。

エネルギーを大量に消費するデータセンターは、米国経済の基盤となりつつあり、信頼性の高い電力供給と効率的なインフラ整備が、国際競争力にとって極めて重要となっている。(写真:マット・ガッシュ Shutterstock.com)

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