リベラル州の高校女子競技でトランスジェンダーを自認する男子選手が席巻

(2023年6月10日)

2023年3月31日(金)、ワシントンの国会議事堂脇で行われた「トランスジェンダーの可視化の日」の一環としての集会に参加する人々。バイデン政権が4月6日(木)に発表した提案では、全米の学校や大学がトランスジェンダーの選手を全面的に禁止することは禁止されるが、公平性を確保するため、特定のケースでチームが何らかの制限を設けることは可能だ。(AP Photo/Jacquelyn Martin)

By Valerie Richardson – The Washington Times – Thursday, June 1, 2023

 20以上の保守的な州では男性として生まれた生徒が女子スポーツに参加することを禁止しているが、リベラル州では話は別で、トランスジェンダー選手が競技に参加するだけでなく、席巻している。カリフォルニア、ニューハンプシャー、ペンシルベニア、バーモント、ワシントン各州の高校スポーツ界では今年、バスケットボール、スキー、陸上などの競技で、男性から女性へのトランスジェンダーの選手が優勝したり、出場選手登録を獲得したりして話題を集めた。

 カリフォルニア州デービス高校の2年生でトランスジェンダーのジューン・ワターソン選手は、3月に行われたカリフォルニア・ネバダ州スキー・スノーボード連盟の州選手権のスラロームレースで1位と3位を獲得した。この大会に娘を出場させたカリフォルニア州のある男性は、このことを快く思わなかった。

 ワターソン選手がレースに出るたびに、女子選手は順位を下げたという。「これが実際に何を意味するのか、考えてみる必要がある」と、その父親は匿名を条件にワシントン・タイムズ紙に語った。「この人物は、われわれの娘の一人を、3位から4位へ落とし、表彰台からはじき出してしまった。そして、それは他の選手にも連鎖している」

 彼が女子スキーで男性から女性へ移行したトランスジェンダーの競技者を見たのは初めてだったが、これが最後にはならないと確信している。「増える一方だ。無くなることはない」と語った。「タイトルIX(教育改正法第9編)に反しているだけでなく、良識や正義にも反している」

 トランスジェンダーのアスリートが増えていることを熱心に追っているのは、女子スポーツ独立協議会だ。そのツイッターには、その例が数多く示されている。ニューハンプシャー州では、2週間前に行われた州ディビジョン3女子陸上選手権で、1年生のマエル・ジャック選手が1600メートルで2位、走り高跳びで5位となった。

 ペンシルベニア州では、5月17日に行われた西ペンシルベニア学校間競技リーグの女子陸上競技選手権で、3年生のエリス・ピル選手が砲丸投げで2位、円盤投げで4位となった。ワシントン州では、シアトルアカデミー2年生のアスペン・ホフマン選手が、昨秋の5000㍍走で学校記録を樹立した。その前年に男子チームで出場した際には72位だった。ホフマン選手はその後、今年春のシーズンで1600メートルと3200メートル、2000メートル障害、4×400メートルリレーで1位または2位を獲得した。カリフォルニア州では、ローレライ・バレット選手とアテナ・ライアン選手が1600メートルで3位以内に入り、5月の陸上競技州予選への出場権を獲得した。

 「スポーツにおける女子の公正な扱いを認めない悲惨な政策により、男子は女子競技への出場選手登録や賞、記録に対してますます自信を持ち、権利を感じている」と、女子スポーツ独立協議会の共同設立者でかつてネバダ州の水泳チャンピオンだったマーシ・スミス氏は述べた。同氏は、少女たちが危険で不公平な状況に置かれたとき、大人たちは 「真実を語る道徳的義務がある 」と述べた。「われわれは後にこのことを、女性に対するひどい過ちとして振り返るだろう。女子も男子もこのような目に遭うべきでない」とスミス氏は述べた。「大人は立ち上がり、それを正す必要がある」

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