カザフ実業家がバイデン氏息子にポルシェ 会食の見返りか

(2023年8月6日)

出廷を終えて退廷するジョー・バイデン大統領の息子ハンター・バイデン(2023年7月26日水曜日、デリー州ウィルミントン)。ハンター・バイデン氏の刑事事件における司法取引は、水曜日の法廷審理で決裂した。連邦判事は、大統領の息子が優遇されていると考える共和党議員を激怒させた合意条件について懸念を示した。(AP Photo/Julio Cortez)

By Susan Ferrechio – The Washington Times – Friday, August 4, 2023

 カザフスタンの実業家ケネス・ラキシェフ氏は2014年4月、ハンター・バイデン氏に14万2000ドルを送金。ハンター氏はそれでスポーツカーを購入した。

 ラキシェフ氏が送金したのは、ハンター氏の依頼で、父親のバイデン副大統領(当時)がワシントンのレストランで一緒に食事をしたのと同時期だった。

 贈られた車の詳細は、ハンター氏の元ビジネスパートナー、デボン・アーチャー氏の4時間にわたる下院での証言に明記されている。証言は最近公開された。

 ラキシェフ氏が送金した理由についてアーチャー氏は、ハンター氏に車を贈るためだったと証言している。アーチャー氏によれば、ハンター氏は最初フィスカーの電気自動車を購入し、その後ポルシェに換えた。

 アーチャー氏はなぜラキシェフ氏が送金したのか、その理由は知らないとしており、「それは2人の間の問題だ」と答えている。

 ラキシェフ氏が送金したころ、ハンター氏はワシントンで2回行われる仕事仲間との夕食会の一つに父親が出席するよう手配していた。

 アーチャー氏によると、この夕食会はバイデン氏が副大統領だった2014年の春に行われ、招待客リストにはハンター氏の仕事仲間が数人含まれていた。ラキシェフ氏もその内の1人だった。

 夕食会のゲストには、当時カザフスタンの首相だったカリム・マシモフ氏、ロシアの富豪で不動産王のエレナ・バトゥリーナ氏、その夫とみられる元モスクワ市長の故ユーリー・ルシコフ氏も含まれていた。アーチャー氏の同族会社のもう一人の仕事仲間、エリック・シュベリンも出席した。

 バイデン氏は最後にレストランに入り、ゲストと握手を交わし、席に着いた。

 証券詐欺で現在、服役中のアーチャー氏は、下院調査官に対し、バイデン氏は一行と夕食を共にし、ビジネスや公務とは関係のない会話を交わしたと語った。

 「会話の内容は覚えていない。ただ覚えているのは、彼が夕食に来て、食事をして、世間話や天気の話をした後、みんな帰っていったことだ」

 下院は、バイデン一族の事業と、バイデン氏がハンター氏やビジネスパートナーらの事業に影響力を行使したかについて調査を行っており、アーチャー氏の証言はその一環として行われた。

 バイデン氏は夕食会に加え、ハンター氏とアーチャー氏が手配した約20の会合に電話を入れており、その中にはパリと北京で行われた会合も含まれている。

 これらの会合や会食は、息子のビジネスには参加していないし、何も知らないというバイデン氏の主張と矛盾する。

 下院調査官が公表した銀行取引記録によると、バイデン一家の最大10人が、バイデン氏が副大統領だった間に行われた取引から数百万ドルを得ていた。

 夕食会が開かれたのと同じころ、バトゥリーナ氏は、ハンター氏がアーチャー氏とともに経営していた会社、ローズモント・セネカ・ソーントンに350万ドルを送金していた。

 アーチャー氏は、これはある種の「手数料」であり、アーチャー氏が経営し、ハンター氏が関与していない別の会社、ローズモント・リアルティに送金されるはずのものだったと思ったという。

 ローズモント・セネカ・ソーントンに送られた送金についてアーチャー氏は「そこに行くはずではなかった」と述べている。

 ポルシェは、ハンター氏が手放したノートパソコンに登場したことで、よく知られている。

 このパソコンのハードディスクには、ハンター氏がラスベガス郊外でポルシェを時速約280キロで運転中に撮影した写真が保存されていた。ハンター氏は、コカインを吸い、売春婦とパーティーをするためにラスベガスに向かっていた。

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