NSAがAIセキュリティー・センター新設 サイバー脅威に対抗

(2023年10月3日)

2023年3月30日、ワシントンの連邦議会議事堂で行われた下院軍事小委員会のサイバー空間作戦に関する公聴会で証言するポール・ナカソネ米サイバー軍司令官。国家安全保障局(NSA)は、人工知能のセキュリティ・センターを立ち上げる。これは、AI能力がますます獲得され、開発され、米国の防衛・情報システムに統合されていく中で、極めて重要な任務である。退任するポール・ナカソネ陸軍大将が9月28日木曜日、ナショナル・プレス・クラブで発表した。(APフォト/ホセ・ルイス・マガーナ、ファイル)

By Ryan Lovelace – The Washington Times – Thursday, September 28, 2023

 国家安全保障局(NSA)が人工知能(AI)によって生まれ変わろうとしている。

 NSAのポール・ナカソネ長官(陸軍大将)は28日、AIサイバーセキュリティーの課題に取り組む部署を新設することを明らかにした。

 新設されるのは「AIセキュリティー・センター」。AIツールを精査・テストするためのNSAの主要拠点になり、国家安全保障機関が使用するAIツールの設計と採用を促進する。

 ナカソネ氏はナショナル・プレス・クラブで、「AIセキュリティー・センターは、産業界が知的財産に対する脅威を理解することを支援し、脅威の防止と根絶にも協力する。AIセキュリティー・センターは、米国の産業界、国立研究所、学術界、情報機関、国防総省、一部の外国のパートナーと緊密に協力する」と述べた。

 この新しいAIチームは、NSAのサイバーセキュリティー・コラボレーション・センター(CCC)内に設置される。米国の情報機関はCCCで、民間企業と連携し、暗号の作成・解読を行い、外国からのサイバー脅威と戦っている。

 ナカソネ氏によれば、CCCによって、NSAと民間のサイバーアナリストが昨年、中国政府のハッカーと知られる人物が米国の防衛産業基盤内に侵入するのを阻止した。

 AIメーカーは、中国など外国の敵対者に研究を盗まれることへの警戒を強めている。

 グーグルのAI研究チーム「グーグル・ディープマインド」は、5月の非公開会合で下院議員らに対し、中国をめぐるセキュリティー上の懸念から、研究成果の公開・共有方法を見直すことを明らかにした。

 中国共産党に関する下院特別委員会に近い情報筋によると、グーグルはAI研究をより厳重に管理することを検討しており、中国が情報を軍事目的に使用することを恐れているという。

 中国と民間企業が最新のAI技術を手に入れようと努力するなか、米国の情報機関は、米国の工作員全員がAIを使えるようにするための準備を進めている。

 国家情報長官室のレイチェル・グランスパン氏は、米国の情報機関は、スパイ活動に「AIファースト」で取り組んでおり、所属機関の全員がAIを使うことを望んでいると述べた。

 グランスパン氏は、情報機関がAIをどのように使うかを監督する立場にあり、7月に、AIがハイブリッド戦争やシミュレーションなど多くのことに使われることを期待していると述べた。

 グランスパン氏は情報・国家安全保障サミットで、「職務や役割、技術的な背景の有無に関係なく、AIを職員一人一人の手に行きわたらせ、全体の能力を最大化する。それが私の目指すところだ」と述べた。

 コンサルティング会社のブーズ・アレン・ハミルトンのパトリック・ビルトゲン氏は、AIが間もなく、情報機関職員のアシスタントになるとの見方を示した。

 AIプロジェクトで米政府機関と契約しているビルトゲン氏は、7月の会議で、AIアシスタントが、人気映画「アイアンマン」でトニー・スタークを支援する架空のキャラクター「ジャービス」のようなものになることを想定していると述べた。

北朝鮮政府が提供したこの写真には、2026年9月6日(日)、北朝鮮の元山港で行われた駆逐艦「康建」の就役式に出席する金正恩総書記とその娘が写っている。北朝鮮政府が配布したこの写真に写っているイベントを取材するために、独立系ジャーナリストは立ち入りを許可されなかった。この画像の内容は提供されたものであり、独自に検証することはできない。情報源から提供された画像には、朝鮮語の透かし「KCNA」と記されている。これは朝鮮中央通信社の略称である。(朝鮮中央通信社/AP通信経由)

北の「金王朝」、危機乗り越え盤石の体制に 正恩氏後継は未定―専門家

(2026年09月14日)
2022年8月20日土曜日、中国南西部重慶市龍泉村にある貯水池では、擁壁からの漏水により貯水池の水がほぼ枯渇し、ひび割れた乾燥した泥が見られる。周囲の農地や険しく美しい山々を含む巨大都市、重慶の景観そのものが、異常に長く激しい熱波とそれに伴う干ばつによって変貌を遂げた。(AP通信/マーク・シーフェルベイン撮影)

中国、気象を兵器化へ 軍事目的で環境を操作する技術開発

(2026年09月12日)
2024年9月8日、ニューヨークにある国立9.11記念博物館の反射池の一つに赤いバラが供えられた。(AP通信/テッド・シャフリー撮影)

9・11同時多発テロ25周年 説明に苦慮する教育現場

(2026年09月11日)
中央から、トルコのハカン・フィダン外相が、パキスタンのイシャク・ダル外相(右)、サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハン・アル・サウド外相(右から2番目)、トルコ、パキスタン、サウジアラビアの軍および民間高官らとともに、2026年8月31日(月)、トルコのイスタンブールで開催されたメッカ共同防衛協定に基づき設立された戦略政治防衛委員会の第1回会合で記念撮影に応じた。(AP通信/カリル・ハムラ撮影)

イスラム3カ国が新同盟 米国の信頼性に懸念 中東に新たな勢力図

(2026年09月07日)
2019年2月27日、ベトナムのハノイで、ドナルド・トランプ米大統領(左)が北朝鮮の金正恩委員長と写真撮影に応じた。(AP通信/エヴァン・ヴッチ撮影)

トランプ氏、金正恩氏との再会談模索 非核化巡り溝

(2026年09月05日)
2026年6月30日、マサチューセッツ州ローウェルの野球場と住宅街を見下ろすように、マークリー・グループが建設したデータセンターがそびえ立っている。(AP通信/マット・オブライエン撮影)

中国ボットがデータセンター建設反対へ影響工作 Xが指摘

(2026年09月02日)
米海軍作戦部長のダリル・コードル提督は、2025年11月17日、東京訪問中に選ばれた記者団と会見した。(AP通信/マリ・ヤマグチ撮影)

海軍作戦部長、中東への戦力移動は中国抑止に影響

(2026年08月30日)
8月18日に撮影されたこのヴァントール衛星画像は、ヤゴン礁を捉えたもので、アナリストらは、約9マイル離れたアンテロープ礁における人民解放軍の軍事作戦を支援する可能性のある、中国の早期警戒レーダーの開発を示していると指摘している。(画像提供:衛星画像 ©2026 Vantor)

中国、西沙諸島に新たな軍事基地 米が強く非難

(2026年08月28日)
陸軍が重要な任務にロボットや自律システムを活用する際に、どのような考え方が適切でしょうか?(写真提供:TSViPhoto、Shutterstock経由)

国防総省の「AIファースト」に障壁 専門家が警告

(2026年08月26日)
NASAが提供した映像からのこの画像は、2026年4月6日(月)、アルテミスIIミッションの宇宙飛行士たちが人類史上地球から最も遠い距離に到達した後、オリオン宇宙船の外部カメラから撮影された月の様子を捉えたものです。(NASA提供、AP通信経由)

トランプ氏、宇宙開発で新指針 年間1000機打ち上げ目指す

(2026年08月25日)
→その他のニュース