AIはすでにどこにでもあるが、始まったばかりだ

(2023年11月1日)

2023年7月6日木曜日、上海で開催された2023年世界人工知能会議のセッション中、演壇に向かうスピーカー。(AP Photo/Ng Han Guan)

By Ryan Lovelace – The Washington Times – Monday, October 30, 2023

 グーグルの地図アプリで仕事に行けるのは、人工知能(AI)の予測ツールのおかげだ。

 フェイスブックが表示する興味を引かれるようなニュース記事は、AIを組み込んだアルゴリズムによって選ばれたものだ。

 掃除ロボット「ルンバ」が掃除できるのは、AIを使って部屋をマッピングし、障害物を識別し、最も効率的なルートを記憶するからだ。

 強力なAIの開発が急速に進み、買い物、教育、金融サービスなど、日常生活が根底から変化している。機械はAIによって複雑なタスクをこなす能力を与えられた。

 AIは科学と工学の一分野であり、機械が大量の情報を処理し、統計を適用し、パターンを検索して、与えられたタスクに対する答えを導き出すのを助ける。

 その恩恵をすでにあちこちで受けている。

 しかし、リスクもある。

 詐欺師はAIを利用して個人情報を盗み、だましやすい高齢者から、あるいはもっと大規模に、無防備な政府システムから金を巻き上げる。

 政治家らは、この技術が選挙を操作するために使われることを心配している。ディープフェイク動画を使って、実際には起こっていない失言をでっち上げることも可能だろう。

 また、AIを使って爆弾の製造方法を学習する悪党が現れるという大変な事態への懸念も高まっている。

 AI法制化に取り組んでいる上院民主党トップのチャールズ・シューマー院内総務は、この大変な事態も気になるが、AIに対して国民がどのように反応するかについての懸念もあると述べた。

 シューマー氏はワシントン・ポスト紙のライブイベントで、「電気革命やその100年前の蒸気革命よりも、インターネット革命よりもさらに早く、革命的な変化が起こっている。変化のペースが速すぎる。ついていくのがやっとだ」と語った。

 バイデン政権は10月30日、AIの発展に一定の指針を設けるため、これまでの政府で最も厳しい規則を発表した。主な目的は、AIが何を意味するのかよく分かっていない国民の信頼を高めることだ。

 しかし、国民は既に何年も前からAIとともに生きてきた。

 アップルやグーグルの地図アプリは、交通情報や天気予報をリアルタイムで伝え、利用者にルートを提案するが、これはAIを使った予測分析ツールの導入によって可能になったものだ。

 アップルの「シリ」のような、ポケットに収まるバーチャルアシスタントは、これから進む方向を示してくれている。

 例えば、ファストフード店のウェンディーズは6月、オハイオ州のドライブスルーで注文を受けるAIボットをデビューさせた。ウェンディーズの「FreshAI」ボットは、グーグルのAIツールを使って顧客と会話をし、注文を把握する。

 ウェンディーズのマット・スペサード上級副社長は6月にこう語っている。「もし顧客がチョコレートミルクセーキのラージを頼んだら、システムは、それがチョコレートフロスティーのラージであることを知っている。ウェンディーズのFreshAIは、AIを活用し、音声とデジタルメニューボード上の視覚的な注文表示とをペアにしているため、ドライブスルーの顧客は自動注文システムと対話しながら、安心して注文できる」

 医療分野では、ほとんど奇跡的と思えるAIの開発もある。

 MITテクノロジー・レビューによれば、18年前に脳卒中で話す能力を失った女性が、脳インプラントとAI技術を使って、自分の声の複製とデジタルアバターを使って会話したという。

 国家安全保障の分野では、AIアシスタントが、時間が迫り、強いプレッシャーの中で複雑な問題を解決することが期待されている。

 政府機関と協力しているブーズ・アレン・ハミルトン社のパトリック・ビルトゲン氏は、最近の安全保障サミットで、スーパーヒーローの物語「アイアンマン」でトニー・スタークがAIキャラクターのジャービスを頼りにしているように、米国のスパイがAIを使うようになる日が来ると指摘した。

州選出のマーシー・カプトゥール下院議員(民主党)が、2022年12月9日、オハイオ州トレドでインタビューを受けている。(AP通信/カルロス・オソリオ撮影)

民主党議員が反トランスジェンダーに転換 LGBTQ団体が反発

(2026年09月25日)
2026年8月28日(金)、ワシントンD.C.のワシントン記念塔から見た米国議会議事堂。(AP通信/J・スコット・アップルホワイト撮影)

キルスイッチ、監視、開発停止 議会でAI規制案続々 合意に至らず

(2026年09月21日)
プリンストン大学のカトリック司祭であり、同大学のカトリック系キャンパス宗教団体であるアクィナス研究所の所長を務めるザカリー・スワンテック神父が、2025年5月15日(木)、ニュージャージー州プリンストンにある同大学の礼拝堂の側祭壇で行われたミサで聖体拝領の際に聖体を掲げている。(AP通信/ルイス・アンドレス・ヘナオ撮影)

大学でカトリックが復興か 改宗者が急増 一部の専門家は懐疑的

(2026年09月20日)
NASAが提供したこの画像は、2026年4月6日(月)、アルテミス2号の乗組員が月フライバイ中に、地球が月の沈む前に月の隣にある地球を撮影したものです。(NASA提供、AP通信経由)

米軍、月周辺での戦闘に備え 統参議長「宇宙優勢」維持を強調

(2026年09月18日)
2019年11月29日、ドイツのエッセンで開催されたチューニングとモータースポーツのエッセン・モーターショーで、自動車部品で作られた金属製の頭部が人工知能(AI)を象徴している。国防情報局は、開発中の強力な新技術が戦争や平和につながる決定において人間の判断を迂回することを阻止するために設計された、新たな人工知能戦略の最終調整を行っている。(AP通信/マーティン・マイスナー撮影)

「2020年代末までにAIが人類を滅ぼす可能性」 AI研究者ら警告

(2026年09月17日)
JD・ヴァンス副大統領は、2026年9月14日(月)、メリーランド州アンドリュース統合基地で、エアフォースツーに搭乗する前に記者団に語った。(AP通信/マーク・シーフェルベイン撮影、プール提供)

IT大手のAI規制要請は「トロイの木馬」 バンス副大統領が警告

(2026年09月16日)
2024年9月8日、ニューヨークにある国立9.11記念博物館の反射池の一つに赤いバラが供えられた。(AP通信/テッド・シャフリー撮影)

9・11同時多発テロ25周年 説明に苦慮する教育現場

(2026年09月11日)
2026年8月19日(水)、ワシントンD.C.のワシントン記念塔から見た、ホワイトハウスの新舞踏室の建設工事が続く様子。(AP通信/アレックス・ブランドン撮影)

トランプ氏のホワイトハウス大宴会場計画が左派を激高させる理由

(2026年09月09日)

なぜ3000万人の米国人男性が独身なのか、その数はなぜ増え続けているのか

(2026年09月08日)
路上で携帯電話を手にしている若者のグループ。(写真提供:carballo、Shutterstock経由)

メタの未成年者向け規制、親の8割が支持 インスタ、フェイスブックに利用制限

(2026年09月06日)
→その他のニュース