FBI、元軍人職員を迫害か

(2023年11月17日)

2020年6月2日、ワシントンのラファイエット・パーク前の路上で、制服姿のシークレット・サービスとFBI捜査官が立つ中、大きなセキュリティー・フェンスの向こうにホワイトハウスが見える。(AP Photo/Andrew Harnik)

By Kerry Picket – The Washington Times – Friday, November 10, 2023

 米連邦捜査局(FBI)の高官が、政治的信条を持つ捜査官、特に元軍人を標的にし、退職に追い込もうとしているという内部告発が相次いでいる。

 下院司法委員会の議員らに送られた二つの内部告発文書によると、FBIに勤務する海兵隊をはじめとする元軍人は、ドナルド・トランプ前大統領の支持者の特徴に当てはまるという理由で米国への不誠実さを糾弾された。

 ワシントン・タイムズがこの文書のコピーを入手した。

 内部告発者によると、FBIのジェフリー・ベルトリ保安部副部長補佐とデナ・パーキンス課長補佐は、特に海兵隊などの軍に所属していた職員を追及しているという。

 文書によれば、ベルトリ、パーキンス両氏はこの職員からセキュリティークリアランス(機密情報取扱許可)を剥奪し、職務の一線から退けた上、退職に追い込んだとされる。

 さらに両氏は、海兵隊員やその他の元軍人を「米国に不誠実だ」と決めつけたり、決めつけようとしたりした。

 「これらのケースで、外国勢力と関係があったり、反米的な信条を持っていたりした形跡はなかった」と文書は指摘している。

 パーキンス、ベルトリ両氏はまた、ある職員について、マスクを着けない、新型コロナウイルスワクチン接種を拒否した、宗教活動に参加したことを理由に「過激右翼で米国に不誠実」であると決めつけた。

 別の事例では、パーキンス氏は元海兵隊員の職員のセキュリティークリアランスを剥奪しようとしたが、その職員に対する当初の疑惑は事実無根だったことが判明したという。

 それでもパーキンス氏は捜査官に命じ、その職員が住んでいた地域の少なくとも10カ所の警察署に、不審な点や違法行為がないか聞き込みをさせた。

 「その過程でパーキンス氏は、この職員が『米国に不誠実である』という理由で解雇できる証拠集めをしていた」と、告発文書に書かれている。

 また「ある職員は、表に出ているFBI内部告発者のうち少なくとも2人は元軍人であり、具体的にはカイル・セラフィン氏とギャレット・オボイル氏だと報告した」との記述もある。

 司法委員会に送られたもう一つのFBI内部告発文書には、セラフィン氏に対するセキュリティークリアランス調査が国家情報長官室の政策ガイドラインに従っていなかったという保安部職員の告発が記載されていた。

 FBIは当初、コメントを拒否した。この記事がインターネット上に公開された翌日、FBIは議会に送られた内部告発文書を報じたワシントン・タイムズを非難する声明を発表した。

 「ワシントン・タイムズとこの記者が、FBIが元軍人の職員を差別したというとんでもない、明らかに虚偽の主張を掲載したことは、まったく無責任だ。ワシントン・タイムズが退役軍人の日に、このような根拠のない主張を掲載し、FBI職員の実名を報じたことは不快である。FBIは保護された内部告発を行った個人に対して報復を行ったことはなく、今後も行わない。われわれは憲法修正第1条の権利の行使や政治的見解を理由に職員を標的にしたり不利な措置を取ったりすることもない。FBIは多くの退役軍人が勤務していることを誇りに思い、すべての退役軍人の貢献に感謝している」

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