民主党の全面勝利

(2025年11月8日)

バラク・オバマ前大統領が、バージニア州ノーフォークで2025年11月1日(土)に行われたバージニア州民主党知事候補アビゲイル・スパンバーガー(左)の集会で身振りをしている。(AP通信/スティーブ・ヘルバー撮影)

By Editorial Board – The Washington Times – Wednesday, November 5, 2025

 4日の選挙結果は共和党に立ち止まって反省することを要請するはずだ。トランプ大統領への反感に勢いづけられた民主党有権者が投票所に押し寄せ、同党はバージニア州知事の座を奪回し、ニュージャージー州知事では現状維持、米最大の都市ニューヨークはマルクス主義者を市長に据えた。

 これは何一つ予想外ではなかった。ニューヨークはかねて過激左派活動の前哨基地であり、北バージニアは首都ワシントンに近接しているため民主党の属領のようになっている。ニュージャージー州知事を共和党が取り戻したのは、30年前にクリス・クリスティ氏が不人気だったジョン・コルジン氏を破って以来ない。

 問題なのは、今回、民主党候補がどれだけひどかったかだ。ジェイ・ジョーンズ氏は、対立候補の子供たちの死を望むような発言が発覚したにもかかわらず、バージニア州の司法長官の職を勝ち取った。

 バージニアでは共和党候補だったウィンサム・アール・シアーズ氏がグレン・ヤンキン現知事(共和党)のような存在ではないことが証明された。シアーズ氏はほぼ15ポイント差で中央情報局(CIA)の「代理人」である元同職員のアビゲイル・スパンバーガー氏に敗れ、同氏は来年1月に知事として宣誓することになる。エスタブリッシュメントからの擁護を確約されたスパンバーガー氏は、討論会の場では黙り込んだまま棒立ちし、ジョーンズ氏の殺意を示す発言や、同氏が選挙戦を継続することに反対するかどうか、明言を拒んだ。

 スパンバーガー氏の元ルームメートでもあるニュージャージーの次期知事ミキー・シェリル氏は質問に対して同様に遠まわしだった。あるラジオ司会者が、シェリル氏が議員の地位を利用して株取引で700万ドルを稼いだのかと尋ねると、同氏は「そうではない。そうしたとは思わないが、それが何を示しているのか確認しないといけない」と答えた。

 大多数の人は7桁の巨額のもうけを忘れるはずがないが、それは誠実さの欠如を示す最新の事例に過ぎなかった。同氏はその経歴の初期に、米海軍兵学校での不正行為の騒動に巻き込まれた。疑惑への関与の結果、卒業式の出席を許されなかったと伝えられている。 今や民主党は、自らの行為や極端な政策について説明する必要がないと悟った。大企業が所有するメディアは彼らを守るための擁護記事を喜んで掲載し、新たに流入した有権者は候補者名の後ろに「D(民主党)」と付いていれば誰にでも投票するだろう。

 こうしてゾフラン・クワメ・マムダニ氏はニューヨーク市長選で当選確実となったとなった。住民たちは、ロックダウンを積極的に推進したアンドリュー・クオモ氏か、自らを「外国人」と認識し、社会主義者だと明言するマムダニ氏のどちらかという二者択一を迫られた。

 「彼はまったく(米国人)ではない。ウガンダで生まれ、インドと米国の間で育った。多くの場所で居場所を感じている。自分自身をウガンダ人でありインド人だと考えている」と母親ミラ・ナイール氏はヒンドゥスタン・タイムズに語った。

 トランプ氏は共和党が左寄りの地域で勝つ方法を見出した。同氏の「米国第一」のメッセージは、マイノリティや若年層を含む幅広い層から前例のない支持を集めた。

 同氏は定説を無視し、人々の暮らしをどう改善するか、直接有権者に語った。地方レベルでこのやり方を踏襲できない保守系候補は、民主党の「青い壁」を克服できないだろう。

 民主党は今後もゲリマンダーされた選挙区で過激な政治家を立て続けるだろう。もし共和党が来年11月の中間選挙で下院を民主党が奪還することを許せば、新議会は初日から弾劾モードに入り、議会の唯一の使命は大統領の残りの政策を妨害することになるだろう。 それを望まないなら、共和党は支持基盤を活性化し、有権者名簿を整理し、連邦選挙区の区割りを描き直さなければならない。さもなければ、最終的な得票数は、厳しいものになる可能性が高い。

選挙制度の健全化に唯一反対する議会民主党

(2026年02月14日)

出生率低下 人口構成に危機的変化の恐れ

(2026年01月24日)

米国領グリーンランド?

(2026年01月17日)

信頼性低い米大統領の健康報告 公開に意味はあるのか

(2026年01月06日)

ニューサム知事のカリフォルニア州で不正と腐敗ドル横行

(2026年01月03日)

電気自動車バブル、ついに崩壊

(2025年12月28日)

トランプ氏の経済的長期戦

(2025年12月20日)

トランプ氏、移民の市民権取り消しを計画

(2025年12月08日)

エプスタイン文書公開を巡る民主党のジレンマ

(2025年11月22日)

世界の首脳、地球温暖化パーティーを次々欠席

(2025年11月15日)
→その他のニュース