民主党を含む多くの国民がバイデン氏の精神状態を懸念-世論調査

(2022年8月17日)

2022年8月10日(水)、ワシントンのホワイトハウスのイーストルームで行われた式典で、「2022年PACT法」への署名を前に話すジョー・バイデン大統領。(AP Photo/Evan Vucci)

By Jeff Mordock – The Washington Times – Thursday, August 11, 2022

 民主党を含む多くの米国民がバイデン大統領の精神的健康状態を懸念している。失言を繰り返し、79歳のバイデン氏が2期目を目指すべきかどうかという疑問が渦巻いているからだ。

 8日に発表されたイシューズ・アンド・インサイツ/TIPPの世論調査によると、回答者の59%がバイデン氏の精神的健康に懸念を示し、そのうち36%が「非常に懸念している」と回答した。21%が全く懸念を持たず、18%が「あまり懸念していない」と答えた。

 民主党では39%が懸念していると答えたのに対し、共和党では82%、無党派層では56%だった。

 調査報告は「大多数ではないものの、かなり多い」と指摘している。

 しかし、民主党の58%は、バイデン氏の精神的健康状態について心配していないと答えた。共和党では17%、無党派層では39%だった。

 性別や人種などでは、バイデン氏の精神的健康に対する見方に統計的な差は見られなかった。この質問に対しては、男性も女性も同じ、59%という結果だった。男性の39%が「懸念していない」と答え、女性では38%だった。

 一方、白人の63%、ヒスパニック系の61%が「懸念している」と回答。黒人はバイデン氏に最も信頼を寄せており、「懸念していない」と答えた人が53%だったのに対し、「懸念している」と答えた人は44%だった。

 「これらの世論調査のデータから、バイデン氏の認知能力に、事実上すべてのグループの間で真の懸念があることが分かる」と調査結果は指摘している。

 調査は、8月2日~4日にかけてオンラインで行われ、1335人の米国の成人が回答した。誤差はプラスマイナス2.8%ポイント。

 バイデン氏は大統領として最年長であり、その職務をこなすエネルギーがあるかどうかを公然と疑問視する声もある。就任後、失言や言い間違いに悩まされており、その認知能力を疑問視する声が上がっている。

 先月の中東訪問では、米軍の「無私」を、米軍の「利己主義」と言い間違えたり、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の「名誉」を忘れないよう呼びかけ、後で「恐怖」と訂正したりと、言い間違いに悩まされている。

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