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麻薬カルテルのフェンタニル密売は中国の対米非対称戦の一環-報告

(2025年7月3日)
 中国は、合成麻薬フェンタニルの密売カルテルへの秘密裏の支援を通じて、米国に対して非対称戦争を展開している-公開情報に基づく報告書が指摘した。
 中国共産党とその軍事部門、中国人民解放軍(PLA)は、メキシコのカルテルによるフェンタニル密売を、世界資本主義のリーダーである米国に対する兵器として利用している。これは、元軍人と民間の諜報専門家で構成されるシンクタンク「中国共産党生物脅威イニシアチブ」が今年、発表した報告書の結論だ。 →続き

「本来の高等教育取り戻す」南部6州で反「ウォーク」大学認証機関

(2025年7月3日)
 保守派傾向の強い6つの南部州が、公立大学での「ウォーク(差別などに敏感なリベラルな考え方)」思想の浸透を排除するため、新たな大学認証機関を設立した。
 フロリダ州のロン・デサンティス知事(共和党)は26日、ボカラトンで開催されたイベントで、ジョージア州、テキサス州、テネシー州、サウスカロライナ州、ノースカロライナ州の当局者とともに、新設の認証機関「公立高等教育委員会」への参加を発表した。 →続き

中国のサイバー攻撃、脅威増大 大規模データ窃取に戦略変更か

(2025年7月2日)
 米大手サイバーセキュリティー企業が、新たな報告書で、中国による脅威が、その世界的な規模と巧妙さにおいて前例のないものになっていると警告している。
 カリフォルニア州サンタクララに本社を置く、パロアルト・ネットワークス社が6月、中国政府支援のサイバー攻撃のスピードとスキルの脅威について指摘した。同社の最高情報セキュリティー責任者(CISO)、ウェンディ・ホイットモア氏は、中国のハッカーの能力の特徴について、悪用可能な新たな脆弱性を特定後、「数時間以内、場合によっては数分以内に」攻撃を仕掛けられると述べた。これを受け、各企業は脅威の増大がエスカレートするサイバー攻撃への対処の態勢を全面的に見直す必要があると指摘した。 →続き

制裁下の北朝鮮に高級リゾートがオープン 専門家も疑問の声

(2025年7月1日)
 【ソウル(韓国)】北朝鮮で高級ビーチリゾートがオープンしたことに、専門家らは困惑している。
 新しいリゾートは大規模で、質も高いとみられ、厳しい制裁を受け、貧困に苦しむとされる北朝鮮でこのようなリゾートが建設されたことに疑念の目が向けられる。北朝鮮は、新型コロナウイルス大流行後に国境を閉鎖し、最近、国境を再開したばかりであり、なぜこのような大規模リゾートを建設する必要があったのかに関心が集まっている。 →続き

アイデンティティー政治が招く民主党のアイデンティティー危機

(2025年6月30日)
 トランプ大統領とかつての盟友イーロン・マスク氏との短い口論は、残念ながら注意をそらす気晴らしにすぎなかった。強い意志を持ち、独自のビジョンで動く指導者同士で意見が食い違うのは避けられない。民主党はむしろ、自分たちが何者なのかをはっきりと打ち出せればいいと願っているだろう。
 党の幹部たちは最近、フォーカス・グループ調査に2千万㌦を投じた。大手メディアを味方に付けていたにもかかわらず、なぜ2024年選挙で民主党候補が大敗したのかを探るためだ。世論調査では、特に若い男性が共和党に流れていることが確認されている。 →続き

中国軍、米爆撃機の情報収集を強化か

(2025年6月28日)
 中国共産党は、21日にイランに対して行われたB2爆撃機の秘密作戦を成功させるために米国防総省がグアムにB2を向かわせていたことを受け、トランプ大統領と米軍の攻撃能力に関する情報分析を強化するとみられている。
 元国務省中国担当官のジョン・タシク氏は「習近平国家主席は現在、情報機関に対して、第1次トランプ政権時と、それ以前のドナルド・トランプ氏の核兵器に関する発言について、改めて評価するよう求めている」と述べた。 →続き