東アジア


2027年台湾侵攻の準備は不十分-米空軍報告

(2025年6月13日)
 米空軍のシンクタンクの報告によると、中国人民解放軍(PLA)は、2027年までに台湾を武力行使で占領するための十分な軍事力を確保するという目標を達成するために必要な改革を実施できていない。
 報告書は、中国軍で最も権威のある張又侠上将が、台湾の侵攻や封鎖に備えるための準備が習近平国家主席の命令通りに進んでいないと懸念を表明したと伝えている。 →続き

米司令官、中国の台湾挑発は「統一への予行演習」

(2025年4月16日)
 中国軍は台湾付近で大規模かつ攻撃的な活動を行っており、米国と同盟国の安全を脅かしている―インド太平洋軍司令官が10日、上院での年次公聴会で語った。 サム・パパロ司令官は上院軍事委員会で、この地域で中国の軍事行動を抑止するのに十分な戦力はあるが、将来の中国の侵略を阻止するには米国の戦力を増強する必要があると証言した。
 「中国はかつてない規模の挑発と軍近代化を進めており、国土、同盟国、パートナー国に深刻な脅威をもたらしている」 →続き

正恩氏、「戦勝記念日」前にロシア派兵の見返り要求か

(2025年4月12日)
 【ソウル(韓国)】北朝鮮の金正恩総書記は、ウクライナ戦争で犠牲になった兵士への見返りをロシアのプーチン大統領に求めている。
 韓国の防衛専門家ド・ジンホ氏はソウルで外国記者団に、朝鮮半島沖で最近実施された韓米軍事演習にロシア軍機が接近し、ロシア政府の幹部2人が北朝鮮を訪問したのは、北朝鮮の軍需品や兵力の供給に対する見返りの一部である可能性が高いと語った。 →続き

饒舌なウクライナの北朝鮮兵捕虜 体制のもろさ露呈

(2025年2月25日)
 【ソウル】1月にウクライナ軍に捕らえられた北朝鮮兵2人が、初の公開インタビューで驚くほど率直に語ったことで、北朝鮮政権のイデオロギー的なもろさが露呈した。
 2人は、ロシアの戦争を支援するために金正恩政権によってクルスク地方に送られた。生きて捕らえられたことが知られているのはこの2人だけだ。これまで写真や映像は公表されていたが、ほとんど発言していなかった。 →続き

ロシアの北朝鮮兵、予想を裏切る高い士気・規律、高度な装備

(2025年2月5日)
 【ソウル(韓国)】ロシア・ウクライナ紛争に派遣された北朝鮮軍は、装備が整わず、火砲の餌食になるだけだろうとみられていたが、戦場からの報告によると、モチベーションは高く、質の高い訓練を受け、高度な装備を備えていることが明らかになっている。
 ウクライナを支援する米国と同盟国にとって懸念されるのは、推定1万1000人規模の北朝鮮軍部隊が、多くの犠牲をものともせず、高強度の現代戦において戦闘経験を積んでいることだ。これは、現在の西側諸国の兵士たちにはできないことだ。 →続き