ビル・ガーツ


中国軍、ステルス機探知レーダーを開発へ

(2025年3月18日)
 空軍のシンクタンクの報告によると、中国人民解放軍(PLA)はステルス機を探知できる高度な防空レーダーを配備しようとしている。
 さらに、PLAの新しい防空レーダーは、攻撃用ドローンや低空を飛行するミサイルがもたらす脅威にも対応できるように設計され、気球や無人航空機に配備されていることが、中国航空宇宙研究院(CASI)の報告書で明らかになった。 →続き

21州の司法長官が中国AIディープシークの禁止を議会に要請

(2025年3月11日)
 21州の司法長官が、スパイ行為への懸念から、中国の人工知能(AI)アプリケーション「ディープシーク」を禁止するよう議会に求めている。
 司法長官らは、共和党と民主党の議会指導者4人に宛てた書簡で、バイデン政権時代、中国のハッカーは米国人から機密データを盗むために自由に活動することを許されていたと述べた。 →続き

戦争に勝てる宇宙軍構築を シンクタンクが提言

(2025年2月23日)
 19日に公開されたシンクタンクの報告書によれば、米宇宙軍は、中国と軍事的に対抗し、将来の宇宙戦争の発生を抑止することを目指しているが、重要な領域での中国の支配に対して脆弱だという。
 ミッチェル航空宇宙研究所の報告書によれば、中国など敵対国は宇宙兵器や人工衛星などの開発に意欲的に取り組んでおり、米軍の現行の指導哲学ではそれに十分に対抗できない。 →続き

中国が管理する港湾ネットワークは重大な脅威-下院小委

(2025年2月16日)
 中国による米国近辺の商業港の広範なネットワークは、安全保障上の重大な脅威をもたらすと、アナリストらが11日の下院公聴会で語った。
 元情報・国防省職員のマシュー・クローニッヒ氏は、西半球での中国資本による港湾施設の支配は、安全保障上の重大な懸念だと述べた。 →続き

中国AIディープシーク、共産党が検閲 米アナリスト「直ちに禁止を」

(2025年1月31日)
 シリコンバレーのAIセキュリティー企業の分析によると、中国の新しい人工知能(AI)アプリケーション「ディープシーク(DeepSeek、深度求索)」は、中国共産党の国内AI企業に対する規制を厳守し、中国にとって慎重な対応を要する質問に対してプロパガンダのような回答をする。
 セキュリティー企業プロンプトフー(Promptfoo)は28日にウェブサイトで公開した分析で、ディープシークはまた、「ジェイルブレイク」(あらかじめ設定されているアプリ内の制限を解除すること)に対して脆弱と指摘している。 →続き

戦術核弾頭の近代化が完了 精度が向上、地下核施設破壊も

(2025年1月14日)
 エネルギー省の国家核安全保障局(NNSA)が今週発表したところによると、新しい精密誘導システムによる核重力爆弾B61の近代化が完了した。
 B61-12への寿命延長作業は、90億ドルを費やして、10年以上にわたって行われてきた。初期型に取って代わることになる。推定500発の核爆弾が、アジアや欧州の北大西洋条約機構(NATO)基地の空軍に配備される。 →続き

中国の新型ステルス機か ネットで画像公開も米中は沈黙

(2025年1月2日)
 米国防総省と中国政府は、中国のソーシャルメディアに投稿された2機の新型戦闘機について、今のところ沈黙を守っている。国防アナリストらはこの機体について、中国初の第6世代ステルス戦闘機との見方を示した。
 一方、空軍当局者は、空軍は中国の先進的戦闘機開発を注視していると強調。空軍は、先週公開されたこの2機のプロトタイプ(試作機)を、中国の戦略目標と長距離戦力計画に沿ったものとみていると述べた。 →続き