ビル・ガーツ


中国AIディープシーク、共産党が検閲 米アナリスト「直ちに禁止を」

(2025年1月31日)
 シリコンバレーのAIセキュリティー企業の分析によると、中国の新しい人工知能(AI)アプリケーション「ディープシーク(DeepSeek、深度求索)」は、中国共産党の国内AI企業に対する規制を厳守し、中国にとって慎重な対応を要する質問に対してプロパガンダのような回答をする。
 セキュリティー企業プロンプトフー(Promptfoo)は28日にウェブサイトで公開した分析で、ディープシークはまた、「ジェイルブレイク」(あらかじめ設定されているアプリ内の制限を解除すること)に対して脆弱と指摘している。 →続き

戦術核弾頭の近代化が完了 精度が向上、地下核施設破壊も

(2025年1月14日)
 エネルギー省の国家核安全保障局(NNSA)が今週発表したところによると、新しい精密誘導システムによる核重力爆弾B61の近代化が完了した。
 B61-12への寿命延長作業は、90億ドルを費やして、10年以上にわたって行われてきた。初期型に取って代わることになる。推定500発の核爆弾が、アジアや欧州の北大西洋条約機構(NATO)基地の空軍に配備される。 →続き

中国の新型ステルス機か ネットで画像公開も米中は沈黙

(2025年1月2日)
 米国防総省と中国政府は、中国のソーシャルメディアに投稿された2機の新型戦闘機について、今のところ沈黙を守っている。国防アナリストらはこの機体について、中国初の第6世代ステルス戦闘機との見方を示した。
 一方、空軍当局者は、空軍は中国の先進的戦闘機開発を注視していると強調。空軍は、先週公開されたこの2機のプロトタイプ(試作機)を、中国の戦略目標と長距離戦力計画に沿ったものとみていると述べた。 →続き

バイデン大統領、退任控え米中技術協定を延長 議会は破棄を要求

(2024年12月19日)
 バイデン政権は、中国が米国の技術を盗用し、ハッキングを支援していることで、米国が依然、被害を受けていると批判されているにもかかわらず、中国との科学技術協力協定(US-PRC STA)を更新した。
 国務省は13日、この夏に失効した1979年の協定を5年間延長したと発表した。 →続き

アジアの米空軍基地は中国のミサイル攻撃に極めて脆弱-調査

(2024年12月16日)
 12日に公表された軍事報告書によれば、将来、地域紛争が発生し、インド太平洋地域の空軍基地の滑走路を中国がミサイルで攻撃すれば、米軍の軍事力は著しく制限されることになる。
 米シンクタンク、スティムソン・センターの報告書によれば、最近まで日本など域内の主要な米空軍基地は敵の攻撃を受けることはないとされ、30年以上にわたって空爆による迅速な戦力投射を提供してきた。 →続き

中国ロケット軍、極超音速技術でミサイル戦力増強

(2024年12月15日)
 国防当局者によると、中国人民解放軍ロケット軍は、新型で殺傷力の高いシステムを導入する一方で、極超音速ミサイルの配備と開発に注力し、ミサイル戦力を積極的に強化している。
 当局者は中国軍に関する最新のブリーフィングでワシントン・タイムズに、通常、核両ミサイルを管理するロケット軍は、今年も「積極的な近代化と生産計画」を継続していると語った。 →続き

習主席、バイデン氏に四つ「レッドライン」を通告

(2024年11月22日)
 中国の習近平国家主席は間もなく退任するバイデン米大統領に、台湾と共産主義体制に関する四つの「レッドライン」を越えないよう警告、これに対しバイデン氏は対話の継続を求めた。
 中国国営新華社通信によると、週末にペルーのリマで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)に出席した習氏は、バイデン氏と会談し、四つの要求について「抵抗したり、越えたりしてはならない」と述べた。 →続き