コメンタリー


止まらない中国核増強-米戦略軍司令官

(2023年8月23日)
 コットン米戦略軍司令官(空軍大将)は16日、中国の急速な核戦力増強は依然、続いており、中国がロシアと共に米国の核抑止力にとって二重の脅威となっていると述べた。
 戦略軍は2018年に中国の核戦力の「ブレイクアウト(急増)」の見通しを発表していたが、コットン氏は記者団に対し、中国はこの見通しに沿うように核戦力の「構築」を進めていると指摘、ミサイル、潜水艦、爆撃機を含む中国の新しい戦略兵器の配備を懸念していると述べた。 →続き

中国がAI規制、共産主義体制への奉仕義務付け

(2023年8月21日)
 中国は15日、人工知能(AI)サービス企業に対し、共産主義体制を支持し、技術が国家権力を破壊することを防止するよう求める新たな暫定規則を施行した。
 この規則は、中国の習近平国家主席の下で、安全保障の強化が重視されていることを示すもので、技術や情報が共産党の支配に対する脅威にならないよう規制するものだ。 →続き

バイデン「ブランド」の悪用

(2023年8月19日)
 バイデンという「ブランド」がその一族を富ませるために売り出されるのをバイデン大統領が許したという、証拠に裏付けられた疑惑が明るみになっている。米国人は、バイデン氏が2期目の大統領に就任するのにふさわしいかどうかを判断する前に、こうした疑わしい活動についてもっと詳しく説明を受ける必要がある。
 民主党が一致団結して大統領を守ろうとしている今、資金の流れを追跡するのは共和党の役目だ。 →続き

米議員、中露海軍を非難 アラスカ近海で合同パトロール

(2023年8月16日)
 中国とロシアの海軍が最近、アラスカ沖の海域に軍艦11隻を派遣したことを受け、アラスカ州選出の上院議員は中露による「侵略」と非難した。
 米防衛当局者は、米海軍が4隻の駆逐艦と魚雷を装備したP8哨戒機を派遣、中露の軍艦を追跡したと述べた。これら軍艦は、日本近海で合同軍事演習を行ったばかりだ。 →続き

麻生氏、台湾防衛で「戦う覚悟」 中国は反発

(2023年8月15日)
 【ソウル】中国が台湾に対して軍事的な動きを見せた場合、日本はどう対応するかという、恐らく今日の日本の外交政策でも特に差し迫った問題に関して、発言と現実とが大きくかけ離れている。
 日本の保守派の国会議員らは、台湾防衛に積極的に取り組むことを要求しているが、政府高官はあまり積極的でない。 →続き

バイデン氏の無策と中国の悪意

(2023年8月12日)
 中国の米国に対する影に隠れた敵意は見逃せない。しかしバイデン大統領は、あたかもこのアジアの巨人が、『アメリカン・ニンジャ・ウォリアー』(日本のテレビ番組『SASUKE』の米国版)に出てくる俊敏なライバルの地政学版にすぎないかのように振る舞っている。
 バイデン氏が中国の意図をより明確に把握しない限り、米国は後れを取ることになりかねない。 →続き

でっち上げられた罪状

(2023年8月5日)
 ワシントンに偶然はない。バイデン大統領が息子ハンター氏による外国企業にアクセスを与える見返りに金銭を求める事業に関与していたことを主要な目撃者が証言した翌日、司法省の特別検察官ジャック・スミス氏は、ドナルド・トランプ前大統領が辛うじて5%の票を得た同市での起訴を決定した。
 注意をそらすものとしては、これは強力なものだ。 →続き