ビジネス・経済


人手不足のホテル、夏の旅行シーズンへロボット導入

(2022年7月10日)
 アニメ「宇宙家族ジェットソン」のロージーや「スター・ウォーズ」のC-3POのようなロボットはずっと前から、架空のオーナーを助け、身の回りの雑用をこなしてきた。今、実際のロボットがホテルで活躍し、夏の旅行ブームの中でスタッフ不足を補っている。
 ボストンのマンダリン・オリエンタル・ホテルの宿泊客はアプリを使って、ロボットの「モビ」に、子供を喜ばせるためにロブスターのぬいぐるみを買って、部屋に届けさせることができる。モビは自走するロボットで、大きさは家庭のごみ箱より少し大きい。部屋の前まで来ると、宿泊客の携帯電話に音で知らせる。 →続き

米国の商工会議所は誰のものか

(2022年6月30日)
 先週、ジム・バンクス議員が率いる共和党下院議員らは、「米商工会議所(USCC)」に代わる「全米自由企業商工会議所(AFECC)」の創設を祝った。USCCは、ワシントンの支配層が信奉し、すでに時代にそぐわなくなった政治思想を代表する機関となっている。
 共和党議員らは、USCCは中国を富ませることに焦点を合わせ過ぎていたと明確に指摘した。これに対するUSCCの反応は残念なものだった。声明で、「…今日、USCCは、インフレを抑制するために、国内のエネルギー増産と関税引き下げを提唱している」と表明した。 →続き

バイデン大統領のガソリン税優遇措置に身内からも反発

(2022年6月28日)
 ドライバーがガソリン給油時に支払う連邦税の一時的な停止を議会に求めるというバイデン大統領の提案に、民主党議員らが反発している。
 議会指導者を含む大統領自身の党内の多くの人々からの反対は、中間選挙を前に、燃料費を下げ、批判から身を守るための簡単な解決策はないという現実をホワイトハウスに突きつけている。 →続き

ホワイトハウス、インフレと粉ミルク不足の責任を回避

(2022年6月13日)
 ホワイトハウスは、国内の労働者が40年来の高インフレ、ガソリン価格の高騰、粉ミルク不足に直面しているにもかかわらず、国民経済についてバラ色の絵を描き続けている。
 ジーナ・レモンド商務長官はCNNの「ステート・オブ・ザ・ユニオン」で、インフレなどの問題は深刻だが、経済全体の状態は新型コロナウイルスの大流行が始まって以来のどの時点よりも強いと語った。 →続き

米企業による言論の自由への尊重度を保守派が格付け

(2022年6月5日)
 持続可能性や人種的公正性、LGBTQ(性的少数者)の権利といった問題に関する企業のスコアカードは左派に数多くあるが、今度は保守派が言論の自由へのコミットメントに基づいて企業を格付けする独自の指標を作成した。
 新しく発表された「見解の多様性スコアビジネス指標」は、「市場や職場、公共の場における宗教・思想の多様性に対する企業の尊重度」を測る初めての包括的指標とされている。 →続き

バイデン政権のインフレ・経済対策に冷ややかなハイテク大御所たち

(2022年5月22日)
 アメリカ実業界の有力者の間で、バイデン大統領への不評が大っぴらになってきた。最高経営責任者(CEO)たちは、大統領がインフレと不況に向かいつつある経済に責任をとる代わり、ホワイトハウスを子供だましのお化けに変えつつあると嘲笑している。
 バイデン大統領はアマゾンのような企業群に、より高い税率を求め、オンライン小売業での労働組合活動を促している。アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏は、2021年に1.9兆ドルもの景気刺激策が経済を過熱させた兆候があるのに、なおも巨額の支出計画を議会通過させようとしているとして、大統領に冷笑を浴びせた。 →続き

FRB、インフレは収まる兆し無く利上げを断行と報告

(2022年5月13日)
 米連邦準備制度理事会(FRB)は4日、進行するインフレに対抗するために主要政策金利を0.5ポイント引き上げたが、対応が遅すぎると批判を浴びるとともに、一部のエコノミストは景気後退の危険性があると指摘している。
 中央銀行は政策金利を0・5%ポイント引き上げ、少なくとも2000年以来最大の引き上げとなった。FRBが加速するインフレを抑え込むために利上げを行ったのは、ここ数カ月で2度目となる。 →続き