カルチャー


「息子・娘」ではなく「子供」と呼ぼう 州保健省の呼び掛けに強い反発

(2024年8月30日)
 バーモント州では、子供を「息子」や「娘」と呼ぶのをやめ、性を区別しない言葉を使うことにするようだ。
 バーモント州保健省は28日、SNSに指針「家族のための包括的用語」を投稿、娘や息子ではなく「子供」という言葉を使うことを推奨した。これに対して、非難の声が上がった。 →続き

妊娠中絶薬めぐる法廷闘争、終結見えず

(2024年8月18日)
 米食品医薬品局(FDA)によるミフェプリストン(妊娠早期に用いられる経口妊娠中絶薬)の承認をめぐる法廷闘争は依然、続いている。連邦最高裁は6月、この問題に関する審理を回避し、この薬を認可する連邦規制を縮小すべきかどうかの判断を拒否した。
 今後数週間のうちに、カンザス、アイダホ、ミズーリ各州は、FDAによるミフェプリストンの承認に対する異議申し立てを再開する予定だ。この裁判は最高裁の判決を見越して保留されていた。 →続き

五輪に性別検査復活を ボクシング金メダリスト巡り議論沸騰

(2024年8月16日)
 国際オリンピック委員会(IOC)は1996年以来、女子選手の性別検査を行っていない。しかし、2024年パリ五輪で金メダルを獲得した2人のボクシング選手の性別を巡って議論がわき起こったことから、一部の女性から、(頬の内側の粘膜から検体を採取する)チークスワブの復活を求める声が上がっている。
 アルジェリアのイマヌ・ヘリフと台湾の林郁●(女偏に亭)は、昨年の女子世界選手権で性別検査で不合格となり失格となった。にもかかわらず、IOCから出場許可を得て、五輪に女子枠で出場したことで、性別検査の再開を求める声が高まった。 →続き

トランス女子ボクサーに敗れ、抗議の「XX」サインーパリ五輪

(2024年8月10日)
 性別を巡って議論を呼んでいる台湾ボクサー、林郁●(女偏に亭)は7日、オリンピック女子フェザー級で決勝に進出したが、準決勝の対戦相手は最後のジャブを放った。
 トルコのエスラ・ユルドゥズカフラマンは、林に敗れた後、人差し指を2回交差させ「XX」の文字を作った。林は、昨年の国際ボクシング協会(IBA)の世界選手権で、検査の結果、女子競技に不適格であることが判明し、失格となった2人の五輪出場ボクサーのうちの1人だ。 →続き

トランス選手の女子スポーツ出場禁止を 共和党議員らが大学体育協会に書簡

(2024年8月9日)
 共和党の上院議員らは、全米大学体育協会(NCAA)に対し、女子スポーツへの参加を生物学的女性のみに制限するよう求め、バイデン政権による教育改正法第9編(タイトル9)への「前代未聞の攻撃」の脅威に言及した。
 23人の共和党上院議員が6日、チャーリー・パーカーNCAA会長への書簡で、「2024年の夏季オリンピックが行われる中、NCAAは選手たちの参加を誇りに思っている。しかし、NCAAはこれらのアスリートの重要な部分を保護するための措置をいまだに講じていない」と指摘した。 →続き

五輪女子ボクシングに「男性」 沈黙するホワイトハウス

(2024年8月6日)
 アルジェリアのイマネ・ヘリフは男だ。2023年、ニューデリーで開催された女子ボクシング世界選手権のスポーツ関係者は、ヘリフを男性とみなし、女子の試合に出場させなかった。2024年の今、オリンピックの最高幹部らによれば、彼は男ではなく女だという。そのため、ヘリフはパリ五輪の女子の試合でボクシングをすることが認められた。しかし、ここで「ボクシング」という表現は正確ではない。
 正確には「ウーマン・ビーティング(女子たたき)」だ。 →続き