米国内


「出産は女性だけ」性差否定する用語を禁止―アーカンソー州

(2023年10月23日)
 アーカンソー州のサラ・ハッカビー・サンダース知事(共和)は、「チェストフィーディング(授乳という意味だが、通常は単に胸部を意味する「チェスト」ではなく、女性の乳房を意味する「ブレスト」が使われる)」や「プレグナントピープル(妊娠した人々)」という表現に我慢がならない。
 サンダース氏は19日、州政府の用語から「ウォーク(差別などに敏感)で反女性的な言葉」を排除する行政命令に署名し、州機関は「男女の性差を喜んで受け入れるべきであり、消去すべきではない」と訴えた。 →続き

他州での中絶を制限、擁護派が反発

(2023年10月21日)
 女性が妊娠中絶をするため中絶を制限している州から中絶を容認する他州へ行くことを阻止する取り組みが、法廷で中絶擁護派らの激しい反発を引き起こしている。
 妊娠6週間後のほとんどの中絶を禁止しているテキサス州では、三つの郡が一般市民が中絶のため地元の高速道路で女性を輸送する人を訴えることを可能にする条例を制定した。それらはテキサス州西部のミッチェル郡、南部のゴリアド郡、中絶が合法なニューメキシコ州との国境にあるコクラン郡である。 →続き

女子スポーツは女性だけのもの-「真の女性の日」を宣言

(2023年10月15日)
 ライリー・ゲインズさんは、「女性史月間」がレイチェル・レビン氏やリア・トーマス氏のようなトランスジェンダーの先駆者をたたえるために利用されるのを見ることにうんざりしている。
 共和党議員、保守派リーダー、男女別スポーツの支持者ら、多くの著名な女性がゲインズさんとともに、10日を史上初の「リアル・ウーマンズ・デー(真の女性の日)」とし、「真の女性の業績をたたえ、彼女たちだけが提供できる本質的な価値を認識する」機会とすることを宣言した。 →続き

正当なフェミニズムのために立ち上がる

(2023年10月14日)
 何事にも、それぞれ1日、1週間、1カ月という単位で記念日が設けられているようだ。9月29日は「全国コーヒーの日」であり、来年4月には「全国ワークゾーン意識向上週間」が復活し、3月いっぱいは「女性史月間」となる。
 多くの啓発キャンペーンに触発され、全米大学体育協会(NCAA)女子水泳で12度の優勝経験を持つライリー・ゲインズさんは、10月10日を「全米真の女性デー」と定め、女性(女性の外見をした生物学的な男性とは対照的)を祝福することを提案した。 →続き

上院ドレスコードはトランス差別 左翼活動家が反発

(2023年10月1日)
 左翼活動家が、上院のドレスコード(服装規定)はトランスジェンダーへの差別となる可能性があると反発を強めている。
 非営利団体「ディマンド・プログレス」の政策責任者であるダニエル・シュルマン氏はⅩへの投稿で、ジョセフ・マンチン上院議員(民主、ウェストバージニア州)とミット・ロムニー上院議員(共和、ユタ州)が共同提出したドレスコード決議に異論を唱えた。この決議は27日に超党派で承認された。 →続き

ガーランド氏の高尚な言葉と低劣な行い

(2023年9月30日)
 行動によって中身を与えられた言葉と、真実に基づかない言葉がある。メリック・ガーランド司法長官は後者の達人であることを証明した。同氏は自らの就任宣誓の通りに司法省が厳格な法規範を実践していると断言する。残念ながら、高尚な言葉と行動は一致していない。
 ガーランド氏は20日、下院司法委員会に出席し、全米トップの法律家としての職務について答弁した。「司法省は米国人のために働いている」と同氏は述べた。「われわれの仕事は、事実と法律が導くところに従うことだ。われわれはそれを実践している」 →続き