米国内


未成年者の性転換禁止求め提訴-テキサス州

(2023年8月30日)
 未成年者への薬と手術による性別移行を禁止するテキサス州の法律が発効する予定だ。一方、州の裁判官は同法の施行禁止を命じている。
 トラビス郡のマリア・カントゥ・ヘクセル判事は25日、上院法14(未成年者へのトランスジェンダー関連の治療を制限する法律)は「テキサス州内の家族の私的な決定に干渉する」として、トランスジェンダーの若者を持つ家族からの要求を受けて、一時的差し止め命令を認めた。しかしその影響は長くは続かなかった。 →続き

女子パワーリフティングでもトランス選手が頭角 大差で優勝、記録更新も

(2023年8月24日)
 カナダのパワーリフティング選手、アン・アンドレス氏の名前を聞いたことがある米国民は少ないかもしれないが、この記録破りのアスリートは、カナダ版リア・トーマス(米国のトランスジェンダー競泳選手)として急速に頭角を現している。
 カルガリー出身の40歳のアンドレス氏は今月初め、女子マスターズ選手権で2位を463ポンド(約210キロ)上回る成績を出し、複数のカナダ記録と非公式世界記録を樹立して優勝し、大反響を呼んだ。 →続き

生物学的男性の女子スポーツ禁止-州議会が知事の拒否権覆す

(2023年8月18日)
 ノースカロライナ州議会の共和党議員らは、ロイ・クーパー州知事(民主)の拒否権を覆し、男性として生まれた選手の女子スポーツ出場と未成年者の性別適合治療の禁止を決定した。
 共和党議員らは、トランスジェンダー問題や親の権利に関する法案を含む、6本の法案への知事の拒否権を覆した。 →続き

リベラルな米女子サッカー代表の早期敗退に嘲笑の声

(2023年8月14日)
 女子サッカーワールドカップ(W杯)の前回大会優勝国である米代表チームが予想に反して早期敗退したことは、米国民の間で同情だけでなく、嘲笑も引き出しているようだ。米女子代表と歯に衣(きぬ)着せずに物を言うスター選手、メーガン・ラピノー選手が6日、スウェーデンに敗れた。
 ラピノー選手と米代表チームが大会史上最も早いベスト16で敗退したことを受け、ソーシャルメディア上では、がっかりな「ウォーク(差別などに敏感なこと)」な連中、と揶揄(やゆ)された。ラピノー選手を筆頭にチームの選手数人がW杯で国歌斉唱を拒否し、激しい批判を浴びた。 →続き

カザフ実業家がバイデン氏息子にポルシェ 会食の見返りか

(2023年8月6日)
 カザフスタンの実業家ケネス・ラキシェフ氏は2014年4月、ハンター・バイデン氏に14万2000ドルを送金。ハンター氏はそれでスポーツカーを購入した。
 ラキシェフ氏が送金したのは、ハンター氏の依頼で、父親のバイデン副大統領(当時)がワシントンのレストランで一緒に食事をしたのと同時期だった。 →続き

でっち上げられた罪状

(2023年8月5日)
 ワシントンに偶然はない。バイデン大統領が息子ハンター氏による外国企業にアクセスを与える見返りに金銭を求める事業に関与していたことを主要な目撃者が証言した翌日、司法省の特別検察官ジャック・スミス氏は、ドナルド・トランプ前大統領が辛うじて5%の票を得た同市での起訴を決定した。
 注意をそらすものとしては、これは強力なものだ。 →続き

飲酒による女性死亡が増加-米調査

(2023年8月2日)
 新型コロナウイルスの流行を迎える前後の3年間に、米国で飲酒による女性の死亡率が「著しく上昇」し始めていたことが調査から明らかになった。
 米国医師会が発行する医学雑誌「JAMAネットワーク・オープン」に7月28日、4人の研究者が調査結果を発表した。政府のデータベースを分析したところ、1999~2020年の間に、アルコール中毒、アルコール性肝疾患、急性中毒、アルコール乱用に関連する精神・行動障害などで死亡した米国民は60万5948人に上ることが分かった。 →続き