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ウィスコンシン州 行方左右-バイデン、トランプ氏再戦へ

(2024年4月4日)
 米ウィスコンシン州には、有権者が共和党(赤で象徴)と民主党(青で象徴)の支持を行き来しながら、(混ざった結果)深い紫色の政治が根付いている。
 大統領選で同州は2016年にトランプ氏を、20年にはバイデン氏を支持した。上院議員には16年に保守強硬派のロン・ジョンソン氏(共和党)を選出し、18年には左派のタミー・ボールドウィン氏(民主党)を当選させた。同じ18年にスコット・ウォーカー知事(共和党)を追放したが、22年にはジョンソン上院議員にもう1期を与えた一方、トニー・エバース知事(民主党)も再選させた、という具合だ。 →続き

バイデン政権、復活祭に「トランス認知」宣言 カトリック・共和が反発

(2024年4月3日)
 バイデン大統領がキリスト教の祝日「イースター(復活祭)」でもあった3月31日に、「トランスジェンダー認知の日(TDOV)」を祝う声明を出したことに政界から反発の声が上がったことに対しホワイトハウスは「誤情報」と非難、一方でバイデン氏が困惑した様子でこれに反論したことから怒りの声をいっそう掻き立てる結果となった。
 マイク・ジョンソン下院議長はバイデン氏のトランスジェンダー声明を「言語道断、ぞっとする」と非難しており、恒例の「ホワイトハウス・イースター卵転がし」を終えたバイデン氏はこの点について記者団から質問を受けた。 →続き

ヘイリー氏支持者取り込み狙うバイデン陣営

(2024年4月1日)
 バイデン陣営は、トランプ前大統領の言葉を逆手に取って、共和党の大統領予備選でニッキー・ヘイリー氏を支持した有権者を取り込もうとしている。
 バイデン陣営は、トランプ氏がヘイリー氏を中傷し、同氏の支持者を見下すような発言をしたことを思い起こさせる新しい広告を激戦州で展開、トランプ氏がヘイリー氏の支持者を必要としていないことは明らかだと訴えている。 →続き

脱北映画「ビヨンド・ユートピア」、アカデミー賞落選が波紋

(2024年3月31日)
 ソウルの学校の講堂で3月中旬、わずか55㌔北で起きている悲劇を取り上げた力強く、悲惨なドキュメンタリー映画を見た子供たちや親たちの間からすすり泣きが起こっていた。
 昨年10月に公開された「ビヨンド・ユートピア脱北」は、アカデミー賞ドキュメンタリー部門の候補に選出されるとみられていたが、驚いたことにノミネートされなかった。受賞式までの間、この映画は、この映画に携わった人々、この映画を非難する人々問わず多くのアジア系米国人の間で論争を巻き起こした。 →続き

選挙妨害が再び阻止される

(2024年3月30日)
 民主党は25日、土壇場の裁判所命令によって傲慢(ごうまん)さから救い出された。ニューヨーク中間控訴裁判所の判事は、ドナルド・トランプ前大統領から5億㌦近くを取り立てようとした活動家のような地裁判事の試みを、やり過ぎだと判断した。彼らは前大統領に62%の減額を提示し、前大統領はこの取引に飛びついた。
 ニューヨーク州司法長官のレティシア・ジェームズ氏は、マンハッタンのトランプタワーに鎖と南京錠を巻きつけようとしていた矢先に、この悪い知らせを受けた。中間控訴裁判所はまた、アーサー・エンゴロン地裁判事による判決について検討する間、トランプ氏とその家族がニューヨーク市でビジネスをすることを禁じる試みを一時保留した。 →続き

テロ対策における国際協力の難しさ

(2024年3月29日)
 敵の敵は時に味方となるのが、テロ対策といういちかばちかの世界である。しかし、それよりもはるかに複雑なこともある。
 ジハード・テロリスト集団「イスラム国」(IS)のアフガニスタン支部「イスラム国ホラサン州」(IS-K)による脅威が急速に高まり、米国と、ロシア、イラン、さらにはアフガニスタンの支配者タリバン政権など、米国の宿敵が接近している。これらの国々は、IS―Kから直接、攻撃を受け、死傷者が出ている。ロシアも何度も標的となり、危うく災難を免れてきたようだ。 →続き