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出版各社、反トランプの1月6日調査結果の焼き直しに余念なし

(2022年12月27日)
 米国下院の「1月6日事件」調査委員会が、8章からなる報告書を公表した。この事件に対する国民の高い関心と需要に期待し、出版各社はあの手この手の報告版を世に問うている。
 すでに報告書のいくつかのバージョンが前売りされ、入手可能になった。それは委員会報告書が公表されて数時間足らずのことだ。それぞれ、民主党主導の同委員会の仕事ぶりを描き、政界インサイダーによる、議事堂襲撃や委員会の調査活動について独自の見解を提供している。 →続き

中国が前政権顧問らに制裁、チベット人権巡り報復

(2022年12月26日)
 中国政府は23日、米国人2人に制裁を科したことを明らかにした。米国が9日に中国西部チベットでの人権問題をめぐり、2人の中国当局者に制裁を科したことへの報復。
 中国外務省の発表によると、制裁対象は、ポンペオ前米国務長官の中国政策顧問を務めたマイルズ・ユー氏と「中国問題に関する米連邦議会・行政府委員会(CECC)」の副スタッフディレクター、トッド・スタイン氏の2人。中国内の資産凍結や入国禁止などが科せられる。 →続き

マコーネル議員:トランプが共和党のイメージと支持を下げた

(2022年12月26日)
 上院共和党のミッチ・マコーネル院内総務は、中間選挙での共和党の不調に関して、政敵であるドナルド・トランプ前大統領を批判し、同氏の影響力は衰えつつあると指摘した。
 2021年に発生した合衆国議事堂での暴動事件以来、マコーネル氏はトランプ氏に険しくなる一方で、有権者の信頼を裏切るような芳しくないイメージを有権者に与えてきた、と批判した。 →続き

米で広がるドラッグイベントへの抗議、子供の入場禁止も

(2022年12月25日)
 ミズーリ州セントルイス郊外のコンサート会場では、全年齢対象のクリスマス・ドラッグショー(ドラッグクイーンと呼ばれる主にゲイのパフォーマーが派手なメークと女装で激しく踊るショー)への子供の入場を禁止した。州レベルでも、(異性の服装を身に着ける)クロスドレッシングの公然陳列を規制する動きがある。
 ミズーリ州チェスターフィールドにあるイベント会場「ザ・ファクトリー」は、「ドラッグクイーン・クリスマス」の開始数時間前に、18歳未満のチケット所有者の入場を認めないと発表した。この公演は、リアリティー番組「ルポールのドラッグレース」の出演者と共に18州をツアーしている。 →続き

有権者の3分の2がツイッターへの調査必要と回答-世論調査

(2022年12月24日)
 イーロン・マスク氏が「ツイッター・ファイル」を公開したことを受けて、有権者の3分の2以上が、議会による調査を実施すべきだと考えていることが最新の世論調査から明らかになった。ソーシャルメディア上の保守的な主張に対する検閲をめぐる懸念が共和党支持者にとどまらないと調査は指摘している。
 マスク氏は、ツイッター買収後、内部文書の公表を続け、それによって、ツイッターがバイデン陣営や連邦当局と、言論を抑制するためにどの程度協力してきたかが明らかにされた。また、ツイッターがリベラルに傾斜しており、保守的な主張を検閲し、当時、大統領選候補者だったバイデン氏による、息子のハンター・バイデン氏の海外での驚くようなビジネスへの関与に関する報道を抑→続き

対中警戒「遅すぎる」-次期下院委員長が警鐘

(2022年12月23日)
 来年1月に始まる米議会で新設される下院特別中国委員会の委員長を務めるマイク・ギャラガー議員(共和)は、強まる中国の脅威への対応が「遅すぎる」と主張、バイデン政権は軍事・経済両面で中国に対抗するための十分な措置を講じていないと非難した。
 ギャラガー氏はワシントン・タイムズとのインタビューで、共和、民主両党の歴代政権は過去20年間にわたり、重要な国際問題に迅速に対応してこなかったと指摘、軍事・経済両面で米国に追いつこうとする中国の脅威についても「目覚めてきてはいるものの、遅すぎる」と、対応を急ぐ方針を明確にした。 →続き

中国軍パイロットに飛行訓練 海軍元パイロット起訴

(2022年12月20日)
 米海兵隊、海軍の元パイロット、ダニエル・ダガン被告が、中国軍パイロットに空母艦載機の飛行訓練を行っていたとして起訴されていたことが明らかになった。ダガン被告は10月にオーストラリアで逮捕されており、違法な活動の詳細が明らかにされるのは初めて。
 9日に公表された起訴状によると、ダガン被告は、中国、南アフリカなどで「中国軍パイロットに空母へのアプローチ、着艦の訓練」を行った。2010年10月、12年の3月と11月に中国軍パイロットに訓練を施しており、ちょうど、中国初の空母「遼寧」の配備時期と重なる。 →続き