国際


中国共産党 巧妙な覇権工作-前大統領副補佐官が警告

(2023年3月10日)
 トランプ前米政権で大統領副補佐官(国家安全保障担当)を務めたマット・ポッティンジャー氏は、新設された米下院中国特別委員会で証言し、中国共産党(CCP)は、自国の覇権主義を巧妙なプロパガンダで覆い隠していると警戒を呼び掛けた。
 ポッティンジャー氏は2月28日、同委の初めての公聴会で、習氏の過去の演説などをまとめた動画を公表。その中で習氏は2021年6月18日のCCPの新党員の宣誓式で、「党の秘密を守り、生涯、共産主義のために戦う」ことを誓わせている。また、13年1月の党中央委員会でのスピーチでは、「資本主義は必ず滅び、社会主義は必ず勝利する」と述べている。 →続き

地震被害のシリア、IS復活懸念で引くに引けない米軍

(2023年3月5日)
 シリアでは2011年に発生した反政府デモと激しい弾圧の開始後、虐殺が横行、政治は機能せず、「イスラム国」(IS)など過激派組織の復活が懸念されるなど、不安定な状態が続いている。2月に発生した大地震で国内の情勢はさらに不安定化、米国も手を引くに引けない状態が続いている。
 米政府はこの10年間、情勢悪化を抑えるために尽力してきた。地域の軍事、政治、人権、さらには米国の安全保障にも影響が及ぶからだ。 →続き

バイデン氏のアフガン撤退の帰結

(2023年3月3日)
 ロシアによる隣国、ウクライナへの破壊的な軍事侵攻は、完璧と言うにはほど遠く、さらに長期にわたって悲しみと死をもたらすとみられている。紛争が2年目に入る日を迎えて、平和は力によって確保されるものだという基本的な公理を思い起こさせる。悲しいかな、バイデン大統領は、同じように重要な命題の正しさを何とか思いつき、立証するに至った。すなわち、「弱さ」は戦争を招く。
 独裁者ウラジーミル・プーチン氏は伝えられるところによると、ウクライナの国境に沿って何十万人もの軍隊を集めて、反撃する敵対者を押さえ込もうとしたものの、失敗した最初の年の損害を埋め合わせようと新たな攻撃の準備をしている。プーチン氏はロシア市民を前に行った火曜日の演説で、「→続き

ポンペオ氏が米政権の対中政策を非難、習氏は熱心なマルクス主義者

(2023年3月2日)
 ポンペオ米前国務長官は、ワシントン・タイムズとのインタビューで、中国の習近平国家主席について「熱心なマルクス・レーニン主義者」と指摘、覇権を拡大する中国封じ込めの必要性を改めて訴えた。ポンペオ氏は1月に、トランプ政権での4年間を振り返る回顧録を出版し、習氏を「最も危険」な指導者と激しく非難したばかり。
 ポンペオ氏は、トランプ政権時に中国に対して強硬姿勢を取ったものの、その多くは2021年にバイデン政権になって以降、撤回されたと指摘、「国内、つまり『門の中』で中国に対抗しようとしたがその多くはバイデン米大統領によって止められた。司法省は訴追を取り消し、(国土安全保障省では)『国境開放』策が取られ、中国からスパイや医療用麻薬フェンタニル→続き

ギャラガー議員、中国の違法「警察署」に警鐘

(2023年3月1日)
 下院中国特別委員会のマイク・ギャラガー委員長(共和、ウィスコンシン州)は、中国共産党が米国内を含む世界中の中国系住民に対して、マフィアのような弾圧を広く行っていると警告した。
 ギャラガー氏は、最近、連邦捜査局(FBI)の家宅捜索を受けたニューヨークのチャイナタウンにある中国共産党の違法「警察署」の前で、中国政府は世界中で、党に逆らう者に対して嫌がらせや監視を行っていると述べた。 →続き