国際


進歩派下院議員、バイデン氏にウクライナでの和平交渉の模索を要請

(2022年10月29日)
 民主党の進歩派下院議員二十数人がバイデン大統領に対し、ウクライナでの和平協議をより積極的に推進するよう求めており、ロシアの侵攻が8カ月目に入る中、ホワイトハウスの戦略をめぐって党内で明確な断絶が見られる。
 24日にバイデン氏に宛てた書簡の中で、進歩的議員連盟(CPC)のプラミラ・ジャヤパル議長(民主、ワシントン州)が率いる30人の議員グループは、「破滅的なエスカレーションのリスク」に言及、「停戦のための現実的な枠組みを求める努力を倍加する」よう政府に要求した。 →続き

英「孔子学院」閉鎖へ 世界最多30カ所、新首相表明

(2022年10月28日)
 英国のスナク新首相は、中国は世界にとって最大の脅威と指摘、中国のプロパガンダ、影響工作の拠点とされる「孔子学院」を閉鎖する意向を表明した。
 スナク氏は25日、ツイッターで、英国内の30カ所の孔子学院を新政府の対中政策の中で閉鎖すると表明、英紙も同日、この公約実施に政府がすでに取り掛かっていると報じた。孔子学院の大部分は、中国政府が運用し、大学内に設置されている。 →続き

中国が30カ国に警察施設-主権侵害 亡命民主活動家ら監視

(2022年10月8日)
 中国は、米ニューヨークなど海外の都市に「警察施設」を設置し、政治亡命などで国外に滞在する中国国籍保有者を強制的に帰国させている。人権擁護組織セーフガード・ディフェンダーズが最新の報告で明らかにした。
 中国公安省はこれらの活動で、2021年4~7月に23万人に対して、詐欺やコンピューター犯罪の捜査の一環として中国への帰国を「説得」したという。 →続き

高まる北の脅威で、米と東アジアは同盟協力を強めよ、元米軍司令官

(2022年10月7日)
 米国と韓国との軍事同盟は、米国が保有する最強の防衛パートナーシップだが、北朝鮮の脅威に直面している米国・韓国・日本はさらに有効な対応をするため、「三国間の協力」を進めるべきだ - この地域の米軍元最高司令官は促した。
 ウォルター・ローレンス・シャープ陸軍大将(退役)は、在韓・国連軍司令部と米韓統合軍と在韓米軍の司令官を務めた。「朝鮮半島での紛争は地域的なものだが、グローバル紛争に発展する可能性もある」と警告した。 →続き

未来は自由を指向している

(2022年10月5日)
 変化が起きようとしている。停滞した政治的抑圧からの脱出への圧力が、通常なら見られないところ、歓迎されないところで噴出している。ロシアとイランでほぼ同時に発生した政情不安は、権威主義に対する根本的な人間の嫌悪感を押しつぶすことはできるが、根絶することはできないことを示している。大きな困難があっても、未来は、自由を指向している。
 1年近くかかったが、ロシアのプーチン大統領による、隣国ウクライナへの不当な侵入は、ロシア国内からの反発を招いた。プーチン氏は先週、失速した攻撃を復活させるために、18歳から60歳までの男性市民を動員し、軍務に就かせることを命じた。ロシアの兵士が命令を拒否したというニュースや、ウクライナの地で集団墓→続き

制空権確保に失敗し、戦略的失態を重ねるロシア軍

(2022年10月2日)
 地上では、ロシアとウクライナの軍隊は何年も続く可能性のある消耗戦の態勢にあるようだ。空では、ロシアはすでに敗北しているのかもしれない。
 ほぼすべての軍事専門家は、戦闘機や攻撃ヘリなどで圧倒的な数的優位に立つロシアが、2月24日の侵攻から数日でウクライナの領空を支配すると予想していた。しかし、米国や欧州から次々と投入される対空兵器や、ロシア軍司令官の大きな戦略的失態により、ウクライナの領空は依然、争奪戦が続いている。 →続き