リーダー不在で分裂する民主党 ハリス氏は結束呼び掛け

(2025年5月6日)
 カマラ・ハリス前副大統領は、有権者からホワイトハウスを追放されて以来初の主要演説を行い、トランプ大統領との政治的戦いを地震の際に身を寄せ合う象の群れに例え、民主党議員を鼓舞した。
 ハリス氏はサンフランシスコで民主党支持者らで満席となった会場で、「私たちが散り散りになることはない。団結し、リーダーとなり、浮上する」と述べた。 →続き

「ゴールデン・ドーム」ミサイル防衛網構築へ-NORAD司令官

(2025年5月5日)
 米加が共同で運用する北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)の司令官は下院軍事委員会で、トランプ大統領の「ゴールデン・ドーム」ミサイル防衛システムについて、高高度の弾道ミサイルから巡航ミサイルや無人航空機といった低空の脅威まで、すべてを撃退できる複数の防衛網が重なり合うようなものを想定していると語った。
 NORADとともに米北方軍司令部のトップを兼任するグレゴリー・ギロー空軍大将は30日、議員らを前にトランプ氏が1月27日に出した北米ミサイル防衛システム構築を指示する大統領令を実施するため、「直ちに行動を起こす」と語った。 →続き

トランプ氏の最初の100日間

(2025年5月4日)
 歴史家たちは、ドナルド・トランプ氏の最初の100日間を、現代の他の大統領たちの業績と比較するのに苦労するだろう。最も偏った民主党の賛美者でさえ、45代目および47代目の大統領が、46代目のジョセフ・R・バイデン氏と違って、活力に満ちた人物であることを認めざるを得ない。バイデン氏は、しばしば午前10時に業務終了を宣言して、1日の仕事を終えることを示唆するような活力に乏しい人物であった。
 トランプ氏の公的なスケジュールはしばしば夜遅くまで続き、メディアは一日中同行して質問を投げ掛けることが多い。この徹底的な透明性には、彼が大統領令に署名する様子をライブで公開することも含まれており、これまでに139件の署名が行われている。このペースを→続き

中国とエジプトが初の軍事演習

(2025年5月3日)
 万里の長城からピラミッドまでは遠い道のりだが、中国とエジプトの空軍がナイル川上空で初めて合同軍事演習を実施したことで、中国の勢力範囲はアフリカにまで広がった。
 エジプトの砂漠地帯にあるワディアブリシュ空軍基地を離陸した中国の戦闘機、空中早期警戒管制機、空中給油機、武装ヘリコプターは、エジプト空軍のミグ29戦闘機などの航空機と共に轟音を上げて上空を飛び回っている。 →続き

「始まったばかり」トランプ政権100日、ミシガン州で集会

(2025年5月1日)
 【ウォーレン(ミシガン州)】トランプ大統領は難しいと思われていた2期目を獲得し、支持者を集め最初の集会を開催した。まるで3期目を目指しているようだ。主要な業績を誇示し、壮大な約束をし、彼を阻止しようともくろむ民主党を牽制した。
 激戦州のうちの一つだったミシガン州を訪問したトランプ氏は最初の100日間を振り返り、支持者らを前にこれまでの成果を誇った。 →続き

中国、AI利用し生物兵器研究-米国務省報告

(2025年4月30日)
 国務省の年次兵器管理順守報告書によると、中国軍は2024年、軍事転用可能な生物学的研究、毒素の研究に取り組み、その一環として人工知能(AI)を利用している。
 報告書は、ロシア、北朝鮮、イランが生物兵器禁止条約(1972年に締結された条約で、殺傷能力のある生物兵器の開発や保管を禁止している)の順守に懸念を抱かせるような研究を行っていると警告している。 →続き