米アイスメーカーがイスラエル入植地から撤退で5州が商品排除へ

(2021年7月31日)

Photo by: Charles Krupa A Monarch butterfly lands on a flower outside the Ben & Jerry’s Ice Cream shop, Tuesday, July 20, 2021, in Burlington, Vt. Ben & Jerry’s said Monday it was going to stop selling its ice cream in the Israeli-occupied West Bank and contested east Jerusalem, saying the sales in the territories sought by the Palestinians are “inconsistent with our values”. (AP Photo/Charles Krupa)

By Valerie Richardson – The Washington Times – Monday, July 26, 2021

 

 米アイスクリームメーカー、ベン・アンド・ジェリーズが、イスラエルの係争地にある入植地から製品を撤退させることを決定したことに、米国の州政府が反発している。

 

 少なくとも五つの州が、「パレスチナ占領地」でのアイスクリーム販売を中止するというリベラルなベン・アンド・ジェリーズの動きに反応し、イスラエルをボイコットする企業との取引を制限する措置を発動した。

 

 フロリダ州のデサンティス知事(共和)は、ベン・アンド・ジェリーズと親会社のユニリーバを、イスラエルへの「ボイコット、投資引き揚げ、制裁(BDS)」運動を禁止する州法に違反した企業に指定する手続きを開始するよう、州行政委員会に要請した。この法律は、イスラエルを標的とする企業に政治的、経済的な圧力をかけることを目的としている。

 

 デサンティス氏は22日の書簡で「行政委がユニリーバとその傘下の企業を『検査対象企業リスト」に掲載し、これらの企業がフロリダ州法の要求に従わず、イスラエル・ボイコットをやめない場合、同委は州法に則(のっと)ってユニリーバのあらゆる製品の取得を制限しなければならない」と述べた。

 

 ベン・アンド・ジェリーズの19日の発表以降、イリノイ、ニュージャージー、ニューヨーク、テキサスの各州も、同社に厳しい目を向けている。

 

 テキサス州会計監査官のグレン・ヘガー氏は先週、ベン・アンド・ジェリーズやユニリーバが、ボイコットを禁止した州法に違反していないかどうかを調査するよう指示した。

 

 テキサス州のアボット知事(共和)は声明で、「ベン・アンド・ジェリーズのイスラエルの一部をボイコットするという決定は、恥ずべきことであり、中東で最も近い同盟国である米国への侮辱だ。親会社であるユニリーバは、この誤った決定を撤回すべきだ」と主張した。

 

 35州でBDSに反対する法律が制定されているとみられている。2015年のサウスカロライナ州が最初だった。イスラエル紙タイムズ・オブ・イスラエルは、「そのうちの21州は、西岸の入植地ボイコットをはっきりと盛り込んでいる」と指摘した。

 

 ニューヨーク州にはそのような法律はないが、州共同退職基金は23日の書簡で、「(トーマス・ディナポリ州会計監査官が)ユニリーバの完全子会社であるベン・アンド・ジェリーズがBDS活動に関与していることを示唆する報道に悩まされ、懸念している」と指摘、ユニリーバに警告した。

 

 書簡は、「BDS活動を、イスラエルとその経済、ひいては基金の関連投資に対する潜在的な脅威と見なす」という基金の2016年の方針を引用している。

 

 基金の事務局長、リズ・ゴードン氏は、ジューイッシュ・プレスに掲載された書簡で、「したがってこの書簡は、これらの報道が正しければ、基金がその方針に基づいて、ユニリーバをBDS活動への参加企業に指定する意思があることを通告するものだ」と述べている。

 

 これらの法律にそれぞれ違いはあるが、大きく二つに分類される。州の請負業者のイスラエル・ボイコットを禁止するものと、州の基金がイスラエルをボイコットしている企業に投資することを禁止するものだ。

米上院選民主党候補のアブドゥル・エル=サイード氏が、2026年10月8日木曜日、ミシガン州グランドラピッズのWOOD-TVで、米上院選共和党候補のマイク・ロジャース氏とのテレビ討論会後、報道陣の取材に応じた。(AP通信/ポール・サンシア撮影)

民主上院候補エルサイード氏 イスラム過激派と関係か

(2026年10月20日)
「自由のための母親たち」の共同創設者であるティナ・デスコビッチ氏が、2024年8月30日(金)、ワシントンで開催された同団体の年次大会で、共和党大統領候補のドナルド・トランプ前大統領を前に演説を行った。(AP通信/マーク・シーフェルベイン撮影)

保守系の保護者団体、学区の動向監視へAIを導入

(2026年10月19日)
米上院議員選挙の民主党候補アブドゥル・エル=サイード氏が、2026年8月7日(金)、デトロイトのルネッサンス高校で行われたミシガン州民主党の総選挙開始集会で演説を行った。(AP通信/ポール・サンシア撮影)

民主上院候補エルサイード氏 アラブ、黒人、ユダヤの支持固めに苦慮

(2026年10月13日)
2024年1月2日、マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大学キャンパスで、ジョン・ハーバード像(左)の近くで写真を撮る人々。(AP通信/スティーブン・センネ撮影)

ハーバード大、保守派教員の採用推進に反発

(2026年10月12日)
2026年8月19日(水)、ワシントンD.C.のワシントン記念塔から見たペンタゴン。(AP通信/アレックス・ブランドン撮影)

バイデン前政権の性自認政策に「懸念」 陸軍特殊作戦部隊の内部文書を入手

(2026年10月09日)
J・D・バンス副大統領が、2026年9月18日(金)、アイオワ州カウンシルブラフスのミッドアメリカセンターで開催された共和党全国委員会の中間選挙集会で演説するために到着した。(アンナ・マネーメーカー/AP通信提供プール写真)

キルスイッチ、監視、開発停止 議会でAI規制案続々 合意に至らず

(2026年10月07日)
ドラキュラの衣装を着た男性が、パートナーとルーマニアのブカレストで開催されたハロウィーン・フェスティバル「ウエストサイド・ハロ・フェスト」で自撮り写真を撮っている(2023年10月28日土曜日)。先週末、ブカレストの天使の島半島には数万人が集まり、共産主義体制崩壊以来、東欧諸国で最大規模のハロウィーン・フェスティバルとなった。(AP通信/ヴァディム・ギルダ撮影)

ハロウィーン衣装、今年の人気は中世の騎士、ドリー・パートン、「ゼルダの伝説」

(2026年10月04日)
2026年8月22日(土)、ニューヨークのバークレイズ・センター前で、インディアナ・フィーバー対ニューヨーク・リバティのWNBAバスケットボールの試合前に、トランスジェンダーの女子スポーツ選手に反対するデモ隊が集まった。(AP通信/アンジェリーナ・カツァニス撮影)

トランス女性が女子スポーツで金メダル大量獲得 議会でも公平性巡り議論

(2026年09月28日)
州選出のマーシー・カプトゥール下院議員(民主党)が、2022年12月9日、オハイオ州トレドでインタビューを受けている。(AP通信/カルロス・オソリオ撮影)

民主党議員が反トランスジェンダーに転換 LGBTQ団体が反発

(2026年09月25日)
2026年8月28日(金)、ワシントンD.C.のワシントン記念塔から見た米国議会議事堂。(AP通信/J・スコット・アップルホワイト撮影)

キルスイッチ、監視、開発停止 議会でAI規制案続々 合意に至らず

(2026年09月21日)
→その他のニュース