バイデン氏の失態は弾劾に相当する

(2021年9月1日)

Photo by: Andrea Comas Afghan people who were transported from Afghanistan to Madrid, embark on an U.S. military airplane that will transport them to Germany, at the Torrejon military base as part of the evacuation process in Madrid, Spain, Tuesday, Aug. 24, 2021. (AP Photo/Andrea Comas)

By THE WASHINGTON TIMES – – Thursday, August 26, 2021

 

 ANALYSIS/OPINION:26日の時点で、米国は10万人以上をアフガニスタンから避難させた。

 

 グリーンカード所持者、米軍や外交官に協力し、特別移民ビザの発給を受けた人々、難民、一時的な人道的救済を求める人々だ。

 

 今週、国防総省は、避難資格のある人たちの最初の審査をするのに、タリバンに頼っていたことを認めた。

 

 国防総省のジョン・カービー報道官は「タリバンは検問所を設けた。私たちは、誰を入国させたいと思っているか、彼らの資格証明書は何で、人相はどうか、何が有効なのか等々について、毎日、タリバンの司令官と連絡を取り合っている。従って、誰を入国させてほしいと思っているかについて、タリバン側にはすべて知らせている」と続けた。

 

 テロ組織とされているタリバンは信頼すべきでない。要するに、元中央情報局(CIA)支局長のダニエル・ホフマン氏が本紙紙面で詳述したように、カブールの治安に関してタリバンは、アルカイダをかくまい、「多国籍軍や、無辜(むこ)の市民や、アフガン政府に対して、暴力的自爆攻撃を行ってきた歴史を持つ」組織であるハッカニ・ネットワークに、カブールの警備を任せている。さらに、数千人ものアフガン人テロリストが釈放され、カブールの街をうろついている。

 

 これらのテロリストのうち何人が空港で、米国への便に乗ろうとしているだろうか。

 

 カブールの空港は大混乱で、死者も出ている。26日の朝、空港の外で、自爆テロと自動車の爆発が起こり、少なくとも、10人の米軍人が死亡した。前日に、米国務省は、空港にいる米市民に「すぐ、そこから離れるように」と告げ、他の人々にも、テロの恐れが認められるので中に入らないように言った。ブリンケン国務長官は、「イスラム国ホラサン州」(IS-K)が、その辺で活動している可能性があるからと語った。

 

 このようなことを背景に、バイデン政権は、カブールから飛行機に搭乗させようとしているすべての人の保安検査を、米当局が行っていると明言している。昨日、複数の便が飛んだ。問題なしと認められた飛行機は、バーレーン、ドイツ、クウェート、イタリア、カタール、スペイン、アラブ首長国連邦(UAE)の米軍基地へ送られ、そこで審査が続けられることになっており、身元調査に合格した者が米国に送られる。

 

 難民の審査プロセスには通常、1、2年かかり、そもそも難民が米国の地を踏むことが許される前に、複数回のセキュリティーチェックが実施されなければならない。しかし、アフガンに関しては、短時間で行われる。

 

 8600人以上のアフガン難民と、アフガンにいた米市民がすでに、バージニア州のダレス国際空港に到着している。新型コロナウイルスの検査をパスして、援助が受けられるようになったら、彼らは、ワシントン、テキサス州、ウィスコンシン州の軍の教育施設に飛行機で送られるであろう。

 

 バイデン政権が行った、アフガンからの撤収の無残なやり方を考えれば、わが国の南部国境の危機の解決は言うに及ばず、米国民は、当局者らによる徹底した審査方法の能力に全く信頼を置けるはずがない。

 

 このようなことは、良心に照らして受け入れ難いことで、本当だと証明されたら、バイデン大統領の弾劾の理由となる。

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