中国 生物学者装いコロナ情報操作、FBが偽アカウント削除

(2021年12月10日)

ニューヨーク市のタイムズスクエアにあるナスダックマーケットサイトの画面に表示されるFacebookのロゴ。 (AP Photo/Richard Drew, File)

By Bill Gertz – The Washington Times – Wednesday, December 8, 2021

 米フェイスブック(FB)は、中国政府関係者らが、架空の生物学者の偽アカウントを使って、新型コロナウイルスの発生源は武漢ウイルス研究所ではないという主張を世界に拡散するための情報操作を行っていたとする調査結果を公表した。

 FBが11月に公表した報告によると、この情報操作による影響工作に524件のアカウント、20㌻、4グループが関わっていたとして削除したという。

 報告によると、工作が始まったのは7月24日。この日、「ウィルソン・エドワーズ」と名乗る実在しないスイス人生物学者が、FBとツイッターに、米政府は新型コロナの発生源は中国だと主張するよう世界保健機関(WHO)に圧力をかけていると投稿した。

 2日後には、この投稿に同調する数百件の偽アカウントが現れ、1週間足らずで、環球時報、人民日報など中国国営メディアが、米国がWHOを「脅した」と報じた。

 報告は、SNS上の架空の人物のコメントを反射、増幅させるこの影響工作を「鏡の間」と呼び、「調査によって、ウィルソン・エドワーズの主張の当初の拡散のほぼすべてが、偽アカウントによるものだったことが明らかになった。中国発の多方面からの影響工作だが、ほぼ失敗した」と指摘している。

 「この工作には、数百の偽アカウントが使用され、その中には、4大陸にまたがる中国国営インフラ企業の従業員のものもあった」という。

 中国人工作員らは、身元を隠し活動していたが、FBの調査によって、情報セキュリティー企業の四川省沈黙情報技術など、中国政府系の組織とのつながりが明らかになっている。

 「このような形で、国家の多数の要員らが協調して影響の増幅を図った工作はこれが初めて」と報告は指摘している。

 中国政府は、新型コロナは中国が発生源とする主張を強く否定しており、政府系メディアを使って、発生源は米陸軍の研究所とする情報を流している。

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