砲撃受け避難、家族と離れ離れも-ウクライナ

(2022年3月6日)

ポーランド南東部メディカの国境に到着したウクライナ難民の赤ちゃんを運ぶポーランド兵(2022年3月2日水曜日)。戦争が始まって7日、およそ874,000人がウクライナから脱出し、国連難民機関はその数がまもなく100万人の大台を超える可能性があると警告している。(AP写真/Markus Schreiber)

By Joseph Clark – The Washington Times – Wednesday, March 2, 2022

 【プシェミシル(ポーランド)】ポリーナ・マカロバさん(29)は、人生の中で最も難しい選択を下した。2月24日早朝、ウクライナ東部のハリコフの自宅近くで発生した爆発の音で目覚めた。

 ポリーナさんによるとこの8年間、戦争の脅威がなくなることはなかった。しかし、ロシア軍の砲兵隊の砲弾が市内に着弾し始めた時は驚いたという。ハリコフは、首都キエフに次ぐ、同国第2の都市だ。

 「いつも戦争の話をしていた。でも、砲撃で目覚めた時、現実とは思えなかった」

 侵攻初日の午前5時、アパートで必需品を集め、女性の家族6人と共にハリコフの南西にある別荘に向かった。

 夫のオレクシーさんはアパートに残った。

 運転中、ラジオで情報を集めた。一緒にウクライナを離れなければならなくなるということが分かったという。すぐにポリーナさんは、オレクシーさんにはもう会えないかもしれないと思った。やむなく、西に向かい、4日間でポーランド国境に到達した。

 この1週間、数十万人のウクライナ人が、家を出たり、家族と離れ離れになったりするかどうかの厳しい選択を迫られた。ロシアの侵攻によって、この数十年間で最大規模の欧州への移民が発生するのではないかと懸念されている。

 国連の3月1日の発表によると、侵攻開始以来、女性、子供を中心に83万人以上が隣国へと避難した。ポーランドだけで、50万人以上を受け入れている。ウクライナとの国境線は約530キロあり、ポーランド当局は、毎日、5万人超の避難民が到着するとみている。

 国境から数キロ、ポーランド南東部にある古くからの交易の町には、人道的な惨状をめぐる証言が相次いでいる。

 ポーランド、モルドバ、スロバキア、ルーマニアの国境検問所は、何とか戦闘を逃れてきた人々であふれている。ポリーナさんのように、車で来る人も多い。何時間も、時には何日間も車列で待ち、ようやく国境に到達する。込み合った列車やバスに何日も乗って来る人もいる。歩かざるを得ない人もいる。いつ帰ってこられるかも分からないまま、身の回りのわずかの物だけを持って祖国を出てきた。

 ポリーナさんも、家族、近親者ら6人が乗った車で終わりの見えない旅をした。その間、家族、友人、知人らと一緒にいた。夜は不気味な空襲警報のサイレン、上空を飛び交う軍用機やロケットの音で眠れなかった。

 国境に到達してようやく安心感が得られるようになったと言う。

 ポリーナさんは「ポーランド国境に近い人々の列を爆撃することはないだろうと思っていた」と話した。

米空軍、シンクタンクを閉鎖 中国の脅威分析へ影響懸念

(2026年09月26日)
2025年2月18日、韓国の坡州市(北朝鮮との国境付近)で、韓国軍兵士が有刺鉄線沿いをパトロールしている。(AP通信/アン・ヨンジュン撮影)

米国から中東への軍派遣圧力、高まる北の脅威 板挟みの韓国

(2026年09月24日)
FBI長官のカシュ・パテル氏

FBI、中国によるスパイ活動の急増を明らかに

(2026年09月23日)
この写真は北朝鮮政府が提供したもので、1994年6月17日、北朝鮮の南浦市で西海防壁を視察するジミー・カーター元米大統領(左)と当時の金日成主席が写っている。(朝鮮中央通信/朝鮮通信社提供、AP通信経由、資料写真)

北朝鮮、個人崇拝のルーツはキリスト教 敬虔な家庭で育った金日成氏 カナダ人ジャーナリストが新著

(2026年09月22日)
2026年9月8日火曜日、モスクワのクレムリンで行われた会談で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がトヴェリ州のヴィタリー・コロリョフ知事代行の話を聞いている。(ミハイル・メッツェル、スプートニク、AP通信経由クレムリン・プール写真)

ロシア、硬軟交え日本に揺さぶり 中朝と関係強化、国内ナショナリズムを鼓舞

(2026年09月15日)
北朝鮮政府が提供したこの写真には、2026年9月6日(日)、北朝鮮の元山港で行われた駆逐艦「康建」の就役式に出席する金正恩総書記とその娘が写っている。北朝鮮政府が配布したこの写真に写っているイベントを取材するために、独立系ジャーナリストは立ち入りを許可されなかった。この画像の内容は提供されたものであり、独自に検証することはできない。情報源から提供された画像には、朝鮮語の透かし「KCNA」と記されている。これは朝鮮中央通信社の略称である。(朝鮮中央通信社/AP通信経由)

北の「金王朝」、危機乗り越え盤石の体制に 正恩氏後継は未定―専門家

(2026年09月14日)
2022年8月20日土曜日、中国南西部重慶市龍泉村にある貯水池では、擁壁からの漏水により貯水池の水がほぼ枯渇し、ひび割れた乾燥した泥が見られる。周囲の農地や険しく美しい山々を含む巨大都市、重慶の景観そのものが、異常に長く激しい熱波とそれに伴う干ばつによって変貌を遂げた。(AP通信/マーク・シーフェルベイン撮影)

中国、気象を兵器化へ 軍事目的で環境を操作する技術開発

(2026年09月12日)
中央から、トルコのハカン・フィダン外相が、パキスタンのイシャク・ダル外相(右)、サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハン・アル・サウド外相(右から2番目)、トルコ、パキスタン、サウジアラビアの軍および民間高官らとともに、2026年8月31日(月)、トルコのイスタンブールで開催されたメッカ共同防衛協定に基づき設立された戦略政治防衛委員会の第1回会合で記念撮影に応じた。(AP通信/カリル・ハムラ撮影)

イスラム3カ国が新同盟 米国の信頼性に懸念 中東に新たな勢力図

(2026年09月07日)
2019年2月27日、ベトナムのハノイで、ドナルド・トランプ米大統領(左)が北朝鮮の金正恩委員長と写真撮影に応じた。(AP通信/エヴァン・ヴッチ撮影)

トランプ氏、金正恩氏との再会談模索 非核化巡り溝

(2026年09月05日)
韓国統一教会の指導者である韓鶴子総裁が、2025年9月17日(水)、韓国ソウルの特別検察庁に到着した。(AP通信/イ・ジンマン撮影)

「韓国の民主主義にそぐわない」宗教指導者への実刑判決に強い非難

(2026年09月04日)
→その他のニュース