中国 生物兵器戦能力を温存か 禁止条約調印も活動開示せず

(2022年5月3日)

北京で行われた共産中国建国70周年記念パレードで、DF-41弾道ミサイルを積んだ軍用車両の中、中国国旗を振る観衆(2019年10月1日撮影)。バイデン大統領のインド太平洋担当トップ国家安全保障アドバイザーによると、中国の軍事力増強はアジア全域に不安を引き起こし、この地域に焦点を当てた米英豪の3者間安全保障協定が最近成立した原動力となった。(AP Photo/Mark Schiefelbein)


 中国は1984年に生物兵器禁止条約(BWC)に調印、87年まで生物兵器の開発に取り組んでいたが、その後も条約違反を繰り返し、長年にわたって生物兵器をめぐる活動の全容を開示してこなかった。米国務省のBWC順守に関する年次報告から明らかになった。専門家は、生物兵器戦能力の温存の可能性も指摘している。

 報告は4月下旬に公表され、「中国は軍民両用の活動を続けており、BWC第1条の順守に懸念が生じている」と指摘している。

 さらに、中国がBWCに従って過去の生物兵器を廃棄したかどうか確認できていないと指摘、北京と河南省霊宝市にある生物兵器製造施設の存在を米政府として初めて確認した。霊宝の施設は、新型コロナウイルスが最初に確認された湖北省武漢市に近い。

 報告によると、中国の生物兵器研究は50年に開始された。少なくとも80年代まで続けられ、霊宝の施設は87年に活動を停止しているという。中国はBWCに基づいて89年以降、毎年、報告書を提出しているが、これらの施設については触れていない。

 
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