共和党議員、最高裁の情報流出でFBIの捜査要求

(2022年5月10日)

2022年5月3日火曜日、シアトルのウェストレイク公園での集会の後、パイクストリートを行進する数千人の人々は、連邦最高裁が全国的に中絶を合法化したロー対ウェイド裁判を覆す可能性がある。(Jennifer Buchanan/The Seattle Times via AP)

By Haris Alic – The Washington Times – Wednesday, May 4, 2022

 共和党下院議員が、裁判官の大半がロー対ウェイド判決を覆すことに賛成していることを示す最高裁意見書の草稿のリークについて、連邦捜査局(FBI)に捜査を要求している。

 テネシー州のティム・バーチェット議員は4日、FBIのクリストファー・レイ長官に捜査を求める書簡を送った。彼は、このリークが最高裁を脅かす試みの一部であったかどうかを判断することは、国民にとって重要だと主張している。

 「この前代未聞のリークは、すべての最高裁判事を危険にさらし、彼らの意見を操作するための大きな取り組みの一部である可能性がある。裁判官は、世論や政治的な強制ではなく、合衆国憲法に基づいて判断するためのプライバシーを持たなければならない」

 ワシントン・タイムズ紙は、この書簡のコピーを独占入手した。共和党は、今回の情報流出により、裁判所の政治から独立した主権が危うくなったと主張している。

 共和党のミッチ・マコネル上院院内総務(ケンタッキー州)のように、このリークは極左工作員が国の最高裁判所の独立性を損なおうとする試みに過ぎないという者もいる。

 マコネル氏は、「極左はこれまでも、連邦判事をいじめ、脅迫し、法の支配を暴徒の支配に置き換えようとしてきた。今回のリークはどう見ても、その取り組みがエスカレートしたものだ」と述べた。

 ジョン・ロバーツ最高裁長官は最高裁の保安官による調査を命じたが、バーチェット氏は、連邦法執行機関が関与し、犯罪が認められ、それゆえに法律で罰せられるかどうかを判断すべきだと主張している。

 「FBIが、このリークの件を検証することは極めて重要だ」

 今週初め、サミュエル・アリート判事が書いた意見書の草稿が、最高裁から流出し、過半数の判事がロー対ウェイド判決を覆す方向に傾いていることが明らかになった。これを受けて、ワシントンや全米の都市でプロチョイス(中絶支持派)とプロライフ(中絶反対派)の活動家らが抗議デモを実施した。

 両者の反応は、1973年の中絶に関するこの画期的な判決に対する最高裁の判断が極めて重要であることを示唆している。この判決が覆れば、「中絶は憲法で保障された権利ではない」ということになる。

 この問題は州政府の管轄下に置かれ、州が拡大したり、全面的に禁止したりすることができるようになる。

米国に信教の自由が復活

(2025年09月13日)

トランプ関税と農産物価格の下落で農家苦境

(2025年09月11日)

教育長官が火消し トランプ氏「中国人留学生受け入れ拡大」発言に支持者反発

(2025年09月09日)

若い保守派が台頭 Z世代の左派離れ

(2025年09月03日)

情報当局者が犯罪共謀へのメディアの関与を示唆

(2025年09月01日)

「無防備な子供を殺したい」トランスジェンダーが教会学校銃撃

(2025年08月31日)

トランプ政権、性教育教材からジェンダーイデオロギー排除指示 助成金停止も

(2025年08月30日)

生物学的男性が女子スポーツ参加 地図で示し保護者に警告

(2025年08月29日)

国民であることの意味教える教育を

(2025年08月27日)

AIブームとトランプ関税で就職難にあえぐ新卒

(2025年08月25日)
→その他のニュース