映画トップガン人気にかける米軍

(2022年6月11日)

2022年5月19日(木)、ロンドン中心部の映画館で行われた「トップガン・マーベリック」UKプレミアで、メディアの前でポーズをとるトム・クルーズ。(AP写真/Alberto Pezzali)

By Mike Glenn – The Washington Times – Wednesday, June 8, 2022

 流線型のジェット戦闘機が太陽に向かって高速で飛行し、見えない敵に対して高速で起動飛行を行うF35ライトニング2とF22ラプターのパイロットに強いGがかかる。一方で、ヘリコプターと爆撃機が地上の重要な標的を攻撃し、標的は激しい爆発とともに破壊された。

 1980年代の大ヒット映画の続編「トップガン・マーヴェリック」からのワンシーンのように感じるかもしれないが、これは、全米で公開されたこの映画の前に上映されている空軍の新兵募集動画だ。俳優トム・クルーズがピート・ミッチェル(コールサイン・マーヴェリック)として再び登場し、仮想敵の核施設を攻撃する新人パイロットらの海軍教官を演じている。映画の興行収入は、公開から2週間足らずで約3億ドルに達した。

 米軍の募集担当者らはベトナム戦争後、厳しい募集状況に直面しており、この映画によって高まった愛国主義と興奮の中で、盛り返すことを期待している。

 空軍募集サービスの指揮官、エド・トーマス少将は声明で、「非常に激しい動画で、座席にいる人々はポップコーンを握りしめ、空軍を身近に感じてもらえたのではないか。この偉大な国に奉仕することに興味を持ってほしい」と述べている。

 86年に公開された本編は、海軍での生活は魅力的で、やりがいがあるという印象を与えた。公開後、海軍パイロット募集への応募が、6倍に増加したと報じられた。今回、募集担当者らは抜け目なく、劇場の前にブースを設置し、映画で興奮した人々が訪れるのを待った。

 海軍募集コマンドの報道官、デーブ・ベンハム中佐は、「海軍が、トップガンとトップガン・マーヴェリックのようなプロジェクトを支援するのはそのためだ。トップガン・マーヴェリックは意識を高め、海軍への入隊を後押ししてくれるはずだ」と述べた。

 トップガンでトム・クルーズは、サンディエゴ近くにあり「トップガン」の愛称を持つ海軍戦闘機兵器学校に送られた生意気で、優秀な戦闘機パイロットを演じている。空中戦のスキルを磨く一方で、教官と恋に落ち、上半身裸でバレーボールをする仲間に加わったりしている。

 トップガンが公開された時期は、ベトナムで負った傷が消え始め、レーガン政権の愛国主義が高まっている時だった。公開された年は、空軍参謀長のチャールズ・ブラウン大将がパイロット訓練を終えた時でもあった。

 ブラウン氏は、ナショナル・プレス・クラブでの2021年8月のイベントで、「これまで見た中で一番、実際に近い映画だったと思う」と当時を振り返った。

 当時の応募数への映画の影響は、過大に伝えられていたという見方もある。関心は高く、収益も大きかったが、最終的な入隊者数の増加は、それほど多くはなかった。

2022年7月26日、ワシントンのマリオット・マーキスで開催されたアメリカ・ファースト政策研究所のアジェンダサミットで、元下院議長のニュート・ギングリッチ氏がドナルド・トランプ元大統領を前に演説を行った。(AP通信/アンドリュー・ハーニック撮影)

米国防総省、戦争の未来見据え軍改革へ ギングリッチ氏らが来年初めに報告

(2026年10月14日)
2025年7月28日、中国・上海で開催された世界人工知能会議で展示されたファーウェイのAtlas 900 A3 SuperPoDの前を、来場者が通り過ぎる。(Chinatopix提供、AP通信経由)

中国、世界の通信インフラ支配を拡大 元米NSA長官が警告

(2026年10月11日)
2026年8月19日(水)、ワシントンD.C.のワシントン記念塔から見たペンタゴン。(AP通信/アレックス・ブランドン撮影)

バイデン前政権の性自認政策に「懸念」 陸軍特殊作戦部隊の内部文書を入手

(2026年10月09日)
2023年5月7日、台湾・台北の国立孫文記念館にある台北101ビル付近で、台湾の国旗がはためいている。(AP通信/Chiang Ying-ying撮影)

中国、台湾への「グレーゾーン」戦強化 通信網攻撃想定し米シンクタンクが机上演習

(2026年10月08日)
2026年9月8日火曜日、ワシントンD.C.のペンタゴンを上空から撮影(AP通信/ジュリア・デマリー・ニキンソン撮影)

防衛技術ブームに陰り 企業統廃合が拡大か 中間選挙、資金調達がピーク

(2026年10月02日)
2014年8月14日に撮影されたこの写真には、ワシントン州ブレマートンのピュージェット・サウンド海軍造船所の埠頭に停泊する空母「USSレンジャー」が写っている。退役したこの空母は、木曜日にワシントン州ブレマートンからテキサス州ブラウンズビルのインターナショナル・シップブレイキング社まで曳航される予定だ。(AP通信写真/キトサップ・サン紙、ラリー・スティガール)

海軍原子力造船所の近代化に遅れ、かさむコスト-政府監査院報告

(2026年09月29日)

米空軍、シンクタンクを閉鎖 中国の脅威分析へ影響懸念

(2026年09月26日)
FBI長官のカシュ・パテル氏

FBI、中国によるスパイ活動の急増を明らかに

(2026年09月23日)
NASAが提供したこの画像は、2026年4月6日(月)、アルテミス2号の乗組員が月フライバイ中に、地球が月の沈む前に月の隣にある地球を撮影したものです。(NASA提供、AP通信経由)

米軍、月周辺での戦闘に備え 統参議長「宇宙優勢」維持を強調

(2026年09月18日)
2022年8月20日土曜日、中国南西部重慶市龍泉村にある貯水池では、擁壁からの漏水により貯水池の水がほぼ枯渇し、ひび割れた乾燥した泥が見られる。周囲の農地や険しく美しい山々を含む巨大都市、重慶の景観そのものが、異常に長く激しい熱波とそれに伴う干ばつによって変貌を遂げた。(AP通信/マーク・シーフェルベイン撮影)

中国、気象を兵器化へ 軍事目的で環境を操作する技術開発

(2026年09月12日)
→その他のニュース