商務省、中国の航空宇宙企業に制裁

(2022年8月27日)

2021年9月28日、中国南部の広東省珠海で開催された第13回中国国際航空宇宙展(Airshow China 2021)で展示された中国航空宇宙工業公司製のミサイルの近くに立つマスクをつけた作業員たち。中国は2022年1月21日(金)、米国がミサイル技術を輸出したとする中国企業に制裁を課し、核搭載巡航ミサイルを販売した米国を偽善的だと批判した。(AP Photo/Ng Han Guan)

By Bill Gertz – The Washington Times – Tuesday, August 23, 2022

 中国の航空宇宙企業7社が、中国の大規模な軍事近代化計画に関与したとして、23日に商務省のブラックリストに追加された。

 商務省の産業安全保障局(BIS)は、7社が「米国の国家安全保障と外交政策の利益に反する活動」をしたとして、「エンティティー・リスト」に追加したと発表した。

 同局が23日に発表した声明によると、7社は、中国軍向けに米国産の製品を入手しようとした。

 リストに掲載された企業は、輸出規則の対象となった物品の米国への輸出、再輸出、移転のすべてに許可を取得することが必要となる。声明によると、輸出許可は通常、拒否されるという。

 今回の措置は、トランプ前大統領の政権下で始まった中国軍事関連企業への取り締まりの一環。この取り組みは、米国の技術や製品が中国軍を後押しするのを防ぐことを目的としている。

 輸出規制を強化した2018年輸出管理改革法に基づいて実施されたもので、中国が最大6000億ドルの機密性の高い米国技術を獲得しようとしているとしたホワイトハウスの2018年の報告を受けた措置だ。

 今回の取り締まりは、外国の民生技術を盗んで中国軍に利用しようとする中国の軍民融合プログラムに対抗するためでもあった。

 「今回の措置で、商務省は約600の中国企業をエンティティー・リストに加えることになるが、そのうちの110以上はバイデン政権が始まって以降に追加された」

 商務省は6月、2月のウクライナ侵攻以来、ロシアへの武器売却に関係している5社を含む23社の中国企業をリストに追加した。

 今回の制裁は、中国製の弾道ミサイルや極超音速ミサイルを製造していると米国当局が指摘する、中国航天科技集団有限公司(CASC)の二つの部門に影響を及ぼす。

 CASCの一部である中国宇宙技術研究院の二つの研究所も、中国電子技術集団公司の二つの研究所とともに制裁の対象となった。

 また、珠海オービター・コントロール・システムズも制裁対象リストに加えられた。

 空軍の中国航空宇宙研究所は、珠海オービターが軍民融合を実践していると指摘している。同社は超小型衛星、大規模データ収集、人工知能の技術・製品を製造している。

 アラン・エステベス商務次官(産業・安全保障担当)は、「宇宙・航空宇宙活動を支える米国の技術は、中国軍の近代化を支援するために使用されるべきではない。われわれはこれらの分野で転用が行われていないか常に監視している」と述べた。

 「中国の軍民融合プログラムについてBISは、警戒を怠らず、われわれの機密技術を守るために必要な場合は力強く行動することを求められている」

 今回のエンティティー・リストへの追加は、商務省、国防総省、国務省、エネルギー省、財務省による政府内部の審査を経て実施された。

017年12月3日(日)に米空軍が提供したこの写真では、ユタ州ヒル空軍基地の第34遠征戦闘飛行隊に所属する米空軍のF-16ファイティングファルコン(右)とF-35AライトニングIIが、韓国の群山空軍基地で行われた演習「VIGILANT ACE 18」中に滑走路の端に向かってタキシングしている。2017年12月4日(月)、米国と韓国が史上最大規模の合同空軍演習を開始し、24機のステルス戦闘機を含む数百機の航空機が訓練を開始した。(上級空軍兵コルビー・L・ハーディン/米空軍提供写真、AP通信経由)

中国元軍人2人逮捕 在韓米軍基地へのスパイ容疑

(2026年08月15日)
2026年2月12日木曜日、ブリュッセルのNATO本部で、ウクライナ防衛連絡グループの会合開始を待つエルブリッジ・コルビー米国防次官(政策担当)。(AP通信/ゲールト・ヴァンデン・ワインガート撮影)

米国防当局者、中国への「現実主義」政策を提示 静かな外交、抑止力を強化

(2026年08月14日)
2026年7月24日、カリフォルニア州フォート・アーウィンにて、プロジェクト・コンバージェンス・キャップストーン6の一環として、第4歩兵師団第3機甲旅団戦闘団第8歩兵連隊第1大隊ブラボー中隊に所属する兵士たちが、エンドユーザー端末の設置計画を立てている。(米陸軍撮影:ジョナサン・レイエス特技兵、DVIDShub経由)

AIで戦場を一元管理 米陸軍、同盟国と大規模演習

(2026年08月10日)
第93ホロドニー・ヤール独立機械化旅団の報道部が提供したこの写真では、兵士たちが2026年8月4日火曜日、ウクライナのドネツク州クラマトルスク前線都市付近のロシア軍陣地に向けて、多連装ロケットシステムBM-21「グラード」を発射する準備をしている。(イリーナ・リバコワ/ウクライナ第93機械化旅団提供、AP通信経由)

対ウクライナ・米国戦争でロシア・イランが連携 兵器、情報を供与

(2026年08月08日)
韓国海軍の3000トン級潜水艦「新チェホ」が、2025年9月26日(金)、釜山近郊の韓国南東海岸沖で行われた観艦式に参加している様子。(AP通信/アン・ヨンジュン撮影)

韓国海軍、掃海・艦砲射撃能力に注力 ウクライナとイラン教訓

(2026年08月05日)
米インド太平洋軍司令官サミュエル・J・パパロ提督が、2024年8月27日火曜日、フィリピンのマニラで米インド太平洋軍主催の国際軍事会議で演説を行った。(AP通信/アーロン・ファビラ撮影)

米陸軍、西太平洋テニアン島に新型極超音速ミサイルを配備

(2026年07月29日)
写真提供:ブランドン・リッカート軍曹 第7歩兵師団(太平洋多領域軍)所属のアレクサンダー・ヴァハジ大尉(左)、米太平洋軍司令官サミュエル・J・パパロ提督(中央)、第7歩兵師団(太平洋多領域軍)所属のアレクサンダー・マリン中佐(右)が、2026年6月、ヴァリアント・シールド演習中にダークイーグル長距離極超音速兵器で訓練する兵士たちを視察した。ヴァリアント・シールドのような演習は、太平洋軍統合軍が全軍種および同盟国の部隊を統合し、統合軍の強さと多用途性、そして自由で開かれたインド太平洋への我々のコミットメントを示す、精密かつ致命的で圧倒的な多軸・多領域効果を実施する機会を提供する。(米陸軍撮影:ブランドン・リッカート軍曹)

「中国の『超限戦』への備え不十分」専門家が警告

(2026年07月27日)
2025年11月1日土曜日、韓国・慶州で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、中国の習近平国家主席(左)が韓国の李在明大統領と握手を交わした。(聯合ニュース/AP通信)

下院国防法案、中国の韓国への影響力巡り調査義務付け

(2026年07月25日)
2015年6月27日土曜日、キューバのハバナで行われた記者会見で、米国上院議員団の一員が米国とキューバの国旗を交差させたピンバッジを着用している。(AP通信/デズモンド・ボイラン撮影)

米国転覆狙い共産主義を推進するキューバ 米国務省が警告

(2026年07月24日)
日本の小泉進次郎防衛大臣が、2026年5月31日(日)、シンガポールで開催されたアジアの年次防衛・安全保障フォーラム「シャングリラ対話」で演説を行った。(AP通信/アハマド・イブラヒム撮影)

小泉防衛相、核巡る議論呼び掛け GCAPやアジア連携も強化

(2026年07月23日)
→その他のニュース