結婚尊重法の調印後、虹色に照明されたホワイトハウス

(2022年12月17日)

2022年12月13日(火)、バイデン大統領が「結婚尊重法」に署名した後、ホワイトハウスがレインボーカラーにライトアップされた。(画像:ホワイトハウスのツイッターアカウント@WhiteHouse)

By Matt Delaney – The Washington Times – Wednesday, December 14, 2022

 バイデン大統領が「結婚尊重法」に署名した火曜日、ホワイトハウスは虹色に照明された。

 同性間および異なる人種間での結婚を保護する法律の署名式が、ホワイトハウスの南正面の芝生で行なわれ、同法は公式に施行された。式典には二千人以上が参席し、その中にはナンシー・ペロシ下院議長、上院民主党のチャールズ・E・シューマー院内総務や、ゲイであることを公表しているピート・ブッティギーグ運輸長官の姿もあった。

 その後、ホワイトハウスの南ポーチコの照明が虹色に投影された。2015年6月にも当時のバラク・オバマ前大統領が、ホワイトハウスの北正面を虹色で照らしたことがある。それは同性婚が合法化されるきっかけになった「オベルゲフェル対ホッジス」判決を、連邦最高裁判所が出した直後のことだ。

 ホワイトハウスはバイデン大統領が結婚尊重法に署名したことを祝って、今夜は虹色に照らされている。

 この法律は超党派の支持を得て可決され、野党の共和党からも下院で39人、上院で12人が同法案では賛成に回った。同法を立法化するきっかけは、堕胎禁止を違憲とした「ロー対ウェイド」判決が、今年六月にくつがえされた後で、最高裁判所のクラレンス・トーマス判事が、前述の同性婚判決を引き出すことになった提訴の原告オベルゲフェル氏の法的地位を再検討すべきではないか、と示唆したことを懸念して立法の運びになったものだ。

 バイデン大統領は式典で、上述のトーマス判事の声明を名指しで非難し、「最高裁判所が係争を裁定することはそれであり、国民の選良が合衆国議会の議場で投票し、はっきりと次のように声を挙げるのは、また別のことだ、愛は愛だ、正しいことは正しい、正義は正義だ、と。」そして、「こうしたことはアメリカが大切に考えている基本的なことだ」と強調した。

 その後も大統領は言葉を継いで、「この法律および、それが擁護する愛というものは、あらゆる形の憎しみに抵抗するものだ。だからこそ、このような法律は、あなたが誰であろうと、誰を愛していようと、すべてのアメリカ人にとって大切なものだと思う」と訴えた。

 政治家以外では、歌手のサム・スミスやシンディ・ローパーなども式典に出席した。

トランプ政権の圧力により名門大が左翼イデオロギー教育を断念

(2025年08月17日)

トランプ陣営、寄付で「偉大なジーンズハット」当たる S・スウィーニーさんの広告ブームに便乗

(2025年08月17日)

石炭の町から、太陽光発電の町へ-東部アパラチア

(2025年08月14日)

教育委で「多様性」言及が急減 トランプ政権の政策反映か-報告

(2025年08月12日)

私立高にAI導入、教師も教科書も不要に

(2025年08月10日)

アメリカンドリームは死んだ-なぜ若者は結婚や子供を捨てるのか

(2025年08月09日)

トランプ氏、共和党員シドニー・スウィーニーの広告が「一番ホット」

(2025年08月06日)

情報当局者が犯罪共謀へのメディアの関与を示唆

(2025年08月02日)

後退する左派の「多様性」 女優シドニー・スウィーニーのCMが一石

(2025年08月01日)

キリスト教徒写真家が勝訴、同性婚撮影拒否は合法-米NY

(2025年07月30日)
→その他のニュース