システム不具合で飛行停止、バイデン氏は運輸長官への信頼強調
By Joseph Clark – The Washington Times – Wednesday, January 11, 2023
ホワイトハウスによると、バイデン大統領は、11日のパイロットへの通知システムの不具合による全国的な飛行停止にもかかわらず、ピート・ブティジェッジ運輸長官の指揮能力に全面的に信頼を置いている。
カリーヌ・ジャンピエール大統領報道官によると、バイデン氏は今回の事故に対して、「長官と彼が行ってきた仕事を尊重する」と述べた。
「テレビで見る秘書のように、…国民が快適に過ごせるよう、できる限りのことをしている」
連邦航空局(FAA)は11日、航空情報(NOTAM)システムの停止により、航空業務を90分間停止させ、広範囲に遅延が発生した。このシステムは、潜在的な危険や空域の制限、重要な安全情報をパイロットに提供するためのもの。
バイデン氏はブティジェッジ氏に対し、問題の原因を調査するよう命じた。
ブティジェッジ氏はCNNの取材に対し、サイバー攻撃ではないと思っているとしながらも、その可能性を否定はしなかった。また、飛行停止は予防措置だと説明した。
「今朝実施したことは、念のため、注意を促すための措置だ。100%完璧にシステムが適切に作動し、情報を伝達できるようにするための飛行停止だ」
休暇シーズン中にサウスウェスト航空が故障し、全国的に航空便の遅延やキャンセルが発生しており、NOTAMの不具合はブティジェッジ氏にとって新たな頭痛の種になっている。
一部の政治家は、混乱の責任はブティジェッジ氏にあると非難している。ブティジェッジ氏は、バイデン氏が2024年大統領選出馬を辞退した場合の民主党の最有力候補だ。
共和党のアンディ・ビッグス下院議員(アリゾナ州)はツイッターに、「ピート(・ブティジェッジ)市長は、何が起きたのか、どう修正するのか分かっていない。彼に任せてはいけない。サプライチェーン(供給網)の問題から飛行停止まで、運輸省の仕事は彼にとって重すぎる」と投稿した。
共和党のテッド・クルーズ上院議員(テキサス州)は、11日の飛行停止は「運輸省内の機能不全」の表れだと述べた。
「政権は、何が起きたのかを議会に説明すべきだ。そして、議会は今年のFAA再承認法案で改革を行うべきだ。この事件はまた、有能で航空に関する実務的な経験を持つ、実績あるリーダーがFAAを率いるべきであることを浮き彫りにしている」