「性別移行の危険性」保守系NPOが動画で訴え

(2023年11月5日)

LGBTゲイ・プライド・マーチでのトランスジェンダーの旗。(写真クレジット:Ink Drop via Shutterstock)

By Valerie Richardson – The Washington Times – Thursday, November 2, 2023

 トランスジェンダーを擁護する人々は、「ディトランジション(性別移行を中断したり、元の性別に戻ること)」はまれなことだと主張しているが、どうやらまれではなくなりつつあるようだ。

 米国の保守系非営利団体(NPO)「プレイガーユー」が公開した短編ドキュメンタリー「ディトランス-性別移行治療の危険性」には、性別移行を後悔し、元の生物学的性別に戻った若者十数人が登場する。

 そのうちの一人デイジー・ストロンジンさんは、「私ととてもよく似た経験をしている若者が多くいるのに、いまだに性転換で救われると言われている。これはうそだ」と訴えている。

 プレイガーユーはこのメッセージを確実に伝えたいとか考えている。そのため、このドキュメンタリーを売り込むために100万ドルを費やした。2日にはX(旧ツイッター)の「タイムラインテイクオーバー(その日の最初に、一番上に表示される広告)」を使って「これまでで最も重要な短編ドキュメンタリー」を宣伝した。

 プレイガーユーはプレスリリースで、「その日ツイッターを利用するすべての人が、#ディトランスの宣伝を目にすることになる」と述べている。

 プレイガーユーは、ユーチューブは予告動画広告の掲載は許可したものの、本編は「提出するとほぼ即座に」拒否したと述べ、広告掲載に同意したXを賞賛した。複数の映画祭も掲載を拒否したという。

 「ツイッターや他のソーシャルメディアプラットフォームがここ数年、このような主張をブロックしていなければ、どれだけの子供たちが救われたことか。私たちは、この目を見張るようなドキュメンタリーと、本当に後悔している人たちの証言を通して、米国の若者に性別移行治療の危険性を知らせたいと思っている」

 このドキュメンタリーは、プレイガーユーのウェブサイト、モバイルアプリ、スマートテレビストリーミングアプリ(Roku、AppleTV、Amazon Fire)で視聴できる。

 もう一人のディトランジション経験者、アベル・ガルシアさんは、初めてセラピストを訪ねたときにトランスジェンダーであることを告げられたという。ホルモン剤を11カ月間服用した後、1回の面談で専門家から手術の承認を得た。

 ガルシアさんは「その数週間後には、保険会社から手術承認の手紙が2通届いた。性器を切除する手術を認める手紙が、頼んでもいないのに届いたのには少し驚いた」と話している。

 この21分間のドキュメンタリーには、プリシャ・モーズリー、クロエ・コール、レイラ・ジェーンさんらディトランジション経験者も登場する。みな医師を不当行為で訴えている。

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