性的に中立なおもちゃ売り場の設置義務付け―カリフォルニア州
By Mallory Wilson – The Washington Times – Wednesday, January 3, 2024
元日に施行された法律により、カリフォルニア州の大手小売店は、ジェンダーニュートラルな(性別の区別のない)おもちゃ専用の売り場を設けることが義務づけられた。
ギャビン・ニューサム知事(民主)は2021年にこの法律に署名した。この法律は、おもちゃを販売し、従業員500人以上の小売店に対し、「ジェンダーニュートラルなコーナーまたはエリアを維持し、その店舗の裁量で表示する」ことを義務付けている。
これに従わない店は、初回の違反で250ドル、2回目以降の違反で最高500ドルの罰金を科される可能性がある。
この法律では、「伝統的に女児用または男児用として販売されている類似の商品を別々に陳列することは、消費者が商品を比較することを困難し、一方の性別による使用が不適切であることを示唆するものであり間違っている」とされている。
従来通り、男児用と女児用を陳列することはできるが、12歳以下の子供用のジェンダーニュートラルな第3のコーナーを設けなければならなくなる。
この法案を議会に提出したのはエバン・ロー下院議員(民主、キャンベル)。ロサンゼルス・タイムズ紙によると、同議員のスタッフが娘に、男の子のコーナーに行かないと買えないおもちゃがあるのはどうしてと聞かれたことがきっかけだったという。
「一部には、小さな女の子でも、パトカーや消防車、周期表や恐竜を見つけられるようにするためだ。同様に、芸術的で、キラキラ光るもので遊びたい男の子がいてもいい。どうして『恥ずかしいから』と悪いことでもしているかのように、別の場所に行かなければならないのか」
保守系の公共政策NPO(非営利団体)「カリフォルニア家庭調査評議会」のグレッグ・バート副会長はFOXニュースで、この法律は「憲法修正第1条に抵触している」と語った。
「どのような言葉を商品の宣伝に使っていいか、政府が店内の表示を決めていいことになる。これはパンドラの箱を開けているようなものだ」