カンザス州、ファイザーを提訴 コロナワクチンで副作用を隠蔽か

(2024年6月20日)

本社に掲げられたファイザーの社名(2021年2月5日、ニューヨーク)。(AP Photo/Mark Lennihan, File)

By Alex Swoyer – The Washington Times – Tuesday, June 18, 2024

 カンザス州司法長官は17日、ファイザー社を提訴、同社は新型コロナウイルスのワクチンが「安全で効果的」であると主張したが、重い副作用を引き起こす可能性があることを把握していた可能性があると訴えている。

 共和党のクリス・コバック司法長官は、自社の新型コロナワクチンが「心筋炎や心膜炎、不妊、死亡」などの問題を引き起こす可能性があることを知りながら、その情報を隠蔽していたと主張、ファイザー社を非難した。

 コバック氏は訴状で、隠蔽の結果、ファイザー社は2年間でおよそ750億ドルの利益を得たとしている。

 カンザス州トーマス郡地方裁判所に提出された訴状は、「ファイザー社はこの安全に関する重大な情報を一般に公表しなかった」としている。

 この訴えは、州消費者保護法を基に実施された。

 ファイザー社の広報担当者は、感染拡大時に記録的な速さでワクチンを開発し、「無数の命」を救ったことを誇りに思うと述べた。

 「新型コロナワクチンについてファイザーが行った説明は、正確で科学的根拠に基づいたものだ。当社は、提訴には値しないと考えており、今後、対応する」と述べた上で、患者の健康のために全力を尽くすと強調した。

 ファイザーの新型コロナワクチンは2020年12月に食品医薬品局(FDA)の承認を受け、これまでに15億人以上に投与されている。

 「患者の安全が私たちの最優先事項であり、そのために安全性と監視の手順を厳密に順守している」と広報担当者は述べた。

 11月、テキサス州もファイザーを提訴した。ケン・パクストン州司法長官は訴えの中で、同社がワクチンの有効性について誤った説明をし、世論を封じ込めようとしたと主張している。

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