新たなジェンダーギャップ:「男らしさ」で民主・共和間に差

(2024年11月2日)

2024年8月18日(日)、ペンシルベニア州ロチェスターで行われた選挙イベントで、第二の紳士ダグ・エムホフの演説に耳を傾ける民主党副大統領候補ミネソタ州知事ティム・ウォルツ(AP Photo/Julia Nikhinson)。

By Sean Salai – The Washington Times – Tuesday, October 22, 2024

 アーノルド・シュワルツェネッガー氏は映画「コマンドー」や「ターミネーター」で男らしさのモデルを示したが、調査によると、自身を男性と考える民主党員は公共放送PBSの「ミスター・ロジャースの隣人」のフレッド・ロジャースをまねるのが好きなようだ。

 調査会社ピュー・リサーチ・センターの最新の調査では、共和党の男性の53%が自分を「非常に男らしい」と考えているのに対し、民主党の男性はわずか29%であることが分かった。

 無党派のピュー・リサーチ・センターは10月、共和党の男性が自信、リスクを取ること、自己主張、身体的強さといった典型的な「男らしさ」の特質を受け入れる傾向が、民主党の男性よりも高いことを報告で明らかにした。

 民主党員は伝統的な「女性的」特質、例えば愛情深い行動や穏やかな話し方、他者への配慮を称賛する傾向があった。

 ピューの社会動向研究のシニアアソシエイトディレクター、ジュリアナ・ホロウィッツ氏は、「調査結果を総合すると、共和党員は男らしい男性に対してより肯定的な見方を持っているようだ。そして、共和党の男性は共和党の女性や民主党員よりも、男らしさが批判されていると考える傾向が強い」と述べた。

 ホロウィッツ氏は、専門家の意見や学術文献を基に、伝統的な性別ごとの性格の特徴のリストを作成したと述べた。同氏は、研究者らはこれらの特徴を調査参加者に対して「男性」または「女性」として提示せず、「非常に男らしい」というフレーズも定義していなかったため、民主党員と共和党員がそれぞれの理解に基づいて自己認識することになったと強調した。

 この結果に対してコメントを求めたジェンダー擁護者たちの意見は分かれた。

 ロヨラ・メリーマウント大学のフェミニストメディア学者でジェンダー理論家のアイビー・フォフィー氏は、「『非常に男らしい』や『伝統的な男らしさ』が何を意味するのか分からない。というのも、これらの用語は有害な男らしさや女性の抑圧に根差しているからだ」と述べた。

 同氏は、共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏が投影する伝統的な男らしさは、歴史的に有害な男らしさと同じものだと述べた。

 同氏は、「好きか嫌いかにかかわらず、ジェンダーは今後の選挙において重要な要素だ。トランプ氏のペルソナは特権的な白人男性を象徴しているので、『伝統的な男性』が彼を選択するのは驚くべきことではない」と語った。

 アフガニスタン戦争の退役軍人でキリスト教徒男性グループのプロミス・キーパーズを率いるシェーン・ウィニングス氏は、共和党員が「民主党員よりも伝統的な男らしさに傾いている」と述べ、その傾向はアイスカペイド(アイススケートショー)よりもジョン・ウェインの映画を好む男性にアピールすると述べた。

 ウィニングス氏は、「私にとって『非常に男らしい』とは、あらゆる分野でリーダーシップを求める男性のことだ。単にやり過ごすのではなく、仕事やスポーツ、課外活動など、すべてにおいて卓越したいと思っている人だ」と語った。彼のグループは伝統的な男性が「攻撃されている」と述べている。

 同氏は、民主党の大統領候補カマラ・ハリス副大統領や彼女の仲間であるミネソタ州知事ティム・ウォルズ氏が男らしさを悪魔化し、男の子が女の子になれるという考えを支持していると述べた。同氏は、このような立場がジェンダーを巡る混乱を助長し、若い男性の間でうつ病や自殺のリスクを高めていると主張した。

2024年6月3日(月)、ワシントンD.C.のキャピトル・ヒルで、新型コロナウイルス感染症に関する下院特別小委員会での公聴会に出席し、証言する元国立アレルギー・感染症研究所所長のアンソニー・ファウチ博士。(AP通信/マリアム・ズハイブ)

コロナ起源隠蔽を共謀 国立衛生研元高官を起訴

(2026年04月30日)
2021年9月12日(日)、カリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地から地上配備型迎撃ミサイルが発射された。(AP通信/マット・ハートマン)

宇宙に迎撃ミサイル配備 米軍が計画初公表

(2026年04月28日)
エネルギーを大量に消費するデータセンターは、米国経済の基盤となりつつあり、信頼性の高い電力供給と効率的なインフラ整備が、国際競争力にとって極めて重要となっている。(写真:マット・ガッシュ Shutterstock.com)

宇宙にデータセンター? AI活用拡大で現実味

(2026年04月27日)

相次ぐ大学閉校 トランプ政権下で高等教育の縮小加速へ

(2026年04月26日)

トーマス判事、進歩主義の危険性に警鐘

(2026年04月26日)

トランプ氏、歴史的聖書朗読マラソンに参加へ

(2026年04月22日)

AI「セラピスト」は効果的―研究 メンタルヘルス専門家は懐疑的

(2026年04月20日)

トランプ氏と教皇レオ14世、イラン戦争巡り対立激化

(2026年04月19日)

ミス・アメリカ、出場者は「生まれつきの女性」だけ 批判受け応募資格を変更

(2026年04月17日)

技術の進化とともに低下する学力 古典教育に立ち返るべし-キャスリーン・オトゥール

(2026年04月14日)
→その他のニュース