トランプ大統領就任式に中国副主席 副大統領、マスク氏らと会談
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新華社通信が公開した写真で、習近平国家主席の特別代表として中国の韓正副主席(左)は2025年1月19日(日)、ワシントンでJ.D.バンス次期米副大統領と会談した。(新華社/劉偉炳)
By Ben Wolfgang – The Washington Times – Monday, January 20, 2025
20日にワシントンで行われたトランプ大統領の就任式には、中国の韓正国家副主席、アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領ら外国の要人が出席した。
韓氏は、中国の習近平国家主席の代わりに出席した。習氏は招待されていたが、出席しなかった。英国のボリス・ジョンソン元首相、イタリアのジョルジア・メローニ首相、オーストラリアのペニー・ウォン外相、インドのS・ジャイシャンカル外相、日本の岩屋毅外相らもこの日のために訪米した。
メディアが最も注目したのは韓氏だった。就任式に先立ち、J.D.バンス副大統領やハイテク界の大富豪イーロン・マスク氏と会談した。
トランプ-バンス・チームの発表によると、バンス氏と韓氏は
「(合成麻薬)フェンタニル、貿易のバランス、地域の安定を含むさまざまな話題について話し合った 」という。
習氏は11月のトランプ氏の勝利を受けて祝いのメッセージを送り、米中は「協力から得るものがあり、対立から失うものがある」と伝えた。
トランプ氏は先週、習氏と電話で会談し、両大国間には未解決の問題が山積しているが、会話の雰囲気はよかったと述べた。
トランプ氏は電話会談後、SNSトゥルース・ソーシャルに、「中米双方にとって、非常に良い電話会談だった。私たちは多くの問題をともに解決することを期待している。貿易の均衡、フェンタニル、TikTok、その他多くのテーマについて話し合った。習主席と私は、世界をより平和で安全なものにするために、可能な限りのことをする」と投稿した。
20日の記者会見で、中国外務省の毛寧報道官は、第1次政権でトランプ氏は中国と何度も衝突したが、中国は「新たな出発点」を受け入れる用意があると述べた。
「中国は、両国トップの戦略的指導の下で、相互尊重、平和的共存、ウィンウィンの協力の原則の下で、米国の新政権と協力し、コミュニケーションを維持し、協力を強化し、相違を適切に管理・コントロールし、新たな出発点から中米関係のより大きな進展を確保する用意がある」